唐沢山城はいつ誰が造ったのでしょうか

道のわきに大きな石垣があり石垣の手前と石垣の上に木が生えている写真

唐沢山城はいつ誰が造ったのでしょうか。

藤原秀郷が造ったと言われていますが、はっきりしません。現在有力なのは佐野盛綱が15世紀から本格的に造り始めた説ですが、それすら証拠に乏しいのです。

しかし15世紀後半には、「天命之上之山佐野城」(当時は佐野城などと呼ばれている)という記録があり、このころには唐沢山城は確実に築かれていたようです。

16世紀中頃の城主佐野昌綱の時代には、上杉謙信の攻撃を十数年に渡って受け、さらに小田原北条氏に攻められたので、守りを固めるために盛んに城の改修を行ったようです。その後の歴代城主の時代にも改修が加えられた結果、本丸付近の高石垣をはじめ山全体に曲輪や竪堀といった遺構が広がり、山麓の根小屋にも石垣や土塁を築いた、巨大な城になりました。

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更新日:2019年12月02日