唐澤山神社の創建と県立自然公園について

クロヒナスゲの写真

今回は、調査指導委員会委員の齋藤兵衛さんの『唐沢山城跡報告書』における原稿の一部をご紹介します。

唐澤山神社は、むかで退治の伝説や平将門を倒したことで有名な藤原秀郷を祀り、明治16年に創建されました。

創建時には栃本村、富士村の人々が刈払いや測量の手伝いをしたとのことで、当時の記録には、「刈払った雑物に火を投じて焼き棄てた処、現在見られるような本丸の大石垣が現れた。一同は大いに驚き高さを測ってみたら3丈2尺あった」とあります。

明治24年には引局(本丸南側)南の山が崩れたので、本丸への参道を新しく造ったとあります。この他、過去には天皇陛下に松茸を献上したとのことです。

また、神社周辺は佐野市、岩舟町にまたがる1343ヘクタールが唐沢山県立自然公園に指定されています。豊かな山林は暖帯の北限に近いことから、北方系と南方系の植物が混在し、栃木県の貴重種に指定されているクロヒナスゲも認められます。

唐沢山周辺は四季折々の景色ばかりでなく、東京の街並まで見渡せるような見事な眺望も楽しめることもあり、多くの人々が訪れています。

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更新日:2019年12月02日