未来へ伝えよう

唐沢山城跡

たとえどんな土地にも、そこに人々のくらしがある限り、かけがえのない文化が育まれ、歴史と伝統が築かれていきます。佐野の地には、3万年前という太古の時代からすでに人々の営みがあり、その悠久の歴史が大地に「跡」として刻まれてきました。

唐沢山城の時代は、それに加え、当時を知る上で貴重な手紙などが残されています。それによって、城跡の発掘調査だけでなく、文字資料からも城のようすを知ることが可能となります。

平成19年度から始まった調査は、これらから得た情報を基に、唐沢山城の歴史と文化財的価値を明らかにするためのものでした。

調査の結果、文化審議会から、大規模な中世山城で「中世城館の展開を知る上で重要」との高い評価を得ました。今後は、国からの支援を得て、保存整備と活用を図っていきますが、それには、これまでにも増して多くの方々のご理解やご協力が必要となります。

唐沢山城跡は、佐野市が誇る日本の宝です。400年を越えて今に残る本丸の高石垣と共に、194ヘクタールに及ぶ東日本有数の城跡を次なる400年後へ、しっかり伝えていこうではありませんか。

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更新日:2019年12月02日