国指定重要有形民俗文化財/佐野の天明鋳物生産用具及び製品

指定年月日

令和6年3月21日

所在地

宇都宮市睦町2-2(栃木県立博物館寄託)

所有者

佐野市  
佐野の鋳物業の起源は、藤原秀郷が河内国から鋳物師を連れてきたことに始まるという伝説があります。この地で作製された製品は「天明鋳物」と称され、梵鐘や茶釜、農具、生活用品をはじめ、幅広い製品が鋳造されました。  

「佐野の天明鋳物生産用具及び製品」(1556点)は、大型の高炉や大量生産用の金型が普及する以前の鋳物の生産用具が体系的に分類・整理されています。  

この資料は佐野の鋳物師による「天明鋳物」の生産活動の実態を伝え、様々な製品の注文に応じていた鋳造技術の高さを窺うことができるものです。  佐野の伝統的な産業を理解する上で貴重であり、我が国も鋳物生産の変遷を理解する上で、重要です。

国指定需要有形民俗文化財/佐野の天明鋳物生産用具及び製品
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更新日:2025年08月12日