佐野市指定文化財/中根東里学則版木

一枚の木の板の両端に取っ手をつけてあり、その板の表面には文字が彫られている中根東里学則版木の写真

元文2年(1737)植野の泥月庵(現在の植野小付近)で、中根東里が弟子を教育するために作った学則の版木です。当時の教育を研究するのに重要な資料となっています。

中根東里は、植野村の医師金束信甫に招かれて、享保20年(1735)江戸から来て、信甫の家の泥月庵で塾を開きました。

東里42歳、信甫24歳の時からです。学則は、陽明学の大本を明らかにしたものです。この版木は、市に寄付された須永文庫にあり、材質は欅で、1枚に20字ずつ陽刻されています。

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更新日:2019年12月02日