佐野市指定文化財/水盤・大火鉢・茶釜
水盤
天保6年(1835)5月願主升屋市右衛門外、宇都宮・今市・栃木・氏家等の商人240人余りで里宮に奉納されたもので、鋳工は宇陽住戸室將監藤原国重です。
青銅造りで、金箔を施した形跡のある龍の図柄は見事なできです。
- 高さ92センチメートル
- 幅120センチメートル
- 奥行き83センチメートル
大火鉢
銘文
奉納弘化三年(1846)午三月吉日、佐野犬伏上町木村高蔵同柏屋幸吉同鍛冶屋辰五良同植竹七右衛門同山菅七右衛門仲町荒居兵治良
鉄の鋳物で、鋳工は未詳、天明鋳物です。
- 上底径73センチメートル
- 下底径54センチメートル
- 高さ40センチメートル
茶釜
銘文はないが、丸に鷹の羽の紋があります。これも鉄の鋳物で鋳工は不詳、天明鋳物です。水盤は保存状態が良いですが、大火鉢・茶釜は長く床下におかれていたので赤錆が酷いです。
茶釜には一部欠損が見られますが、いずれも根古屋神社信仰の遺物として、その形態を知るうえからも貴重なものです。
- 上口径18センチメートル
- 下底径32センチメートル
- 鍔部分径38センチメートル
- 高さ24センチメートル
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更新日:2019年12月20日