佐野市指定文化財/八幡山古墳出土資料

八幡山古墳から発掘された前頭部が突き出している鉄製の衝角付冑と短甲の写真

市内堀米町の佐野市配水場付近にある八幡山古墳は、昭和30年(1955)配水池建設に伴い発掘された古墳です。墳丘のほぼ中央にあった竪穴式石室からは多数の遺物が出土しました。

三角板革綴式の衝角付冑と短甲、鉄刀、鉄鍬、小玉、竪櫛などが、被葬者の遺骸とともに発見されました。なかでも三角板革綴式の衝角付冑と短甲は県内唯一の資料であり、衝角付冑は20箇所ほどの出土例の大半が畿内付近という珍しいものです。

調査の結果、八幡山古墳は古墳時代中期(5世紀ころ)の築造と推定されていますが、指定となった資料はこの時代の佐野市域に関する貴重な資料です。

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更新日:2019年12月02日