佐野ルネッサンス鋳金展-第2回受賞作品03

優秀賞

丸い金色の枠の真ん中に曲線的な柱のようなものが立っている作品の写真

36 人(支え合う)・1 仲田 守

 金属でありながら温かさと存在感のある鋳金。そこには寡黙で、じっと耐えながら存在しているような強さも感じる。そのような鋳金に魅せられて、私は金属の彫刻を作り続けて来た。

 今回の作品は、「鋳金展」ということなので溶接などでは出来ない形、鋳物でしか出来ない形を意識して、曲線的で柔らかな形を追求してみた。三つの形の動きとバランスを考え、全体としては調和のとれた作品が出来た。しかし完成した作品をみると、線の細さ、円との組み合わせなど、まだ考えなくてはいけない課題が多くある。
 優秀賞の受賞については嬉しく思うと同時に、もう少し形に対する厳しさがあったらと思う気持ちで複雑な心境である。しかし今回の受賞がこれからの制作にとって大きな励みになった。

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更新日:2019年12月02日