佐野ルネッサンス鋳金展-第4回受賞作品05

第1部門奨励賞

鉄で作られたこげ茶色の重厚感のある茶釜の作品の写真

面取釜「千岳」 江田 惠

 天明釜、芦屋釜、京釜等に使われてきた和銑(わずく)という日本古来からの良質な鉄にこだわり、素材の持つ金質や重厚感を引き出す作品を作りたいと考えています。
 「千岳」は遥か限りなく連なる山々の心象風景を何かと制約の多い茶道の世界で制作した釜です。
 山の雄々しさを表現するために、従来の釜のスタイルと違う多面体の重なりで表現し、数種類の異なる釜膚を組合せることで深山の幽美な雰囲気を追求してみました。

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更新日:2019年12月02日