佐野ルネッサンス鋳金展-第5回受賞作品01

第1部門大賞

黒色の唐銅、赤色の銅、黄色の真中が融合された模様の筒状の作品の写真

吹分長壺 般若 保

 鋳金の技術は 金属が熱せられ 液体になり それを土や砂を固めた鋳型に注ぎ込まれ、やがて 固体になって成型される。
 この特性を生かした「吹分法」にて造られた作品です。吹分とは、同時に二種類以上の金属を溶解し、一つの鋳型に交互又は同時に注湯(溶けた金属を湯と言う)する技法です。古来 金属を溶かす時、多量の空気を炉に送り込み 温度を上げる事から 溶解する事を「吹く」と言い、異なった金属を流し込むことを「分ける」と言われている。
 この作品は 直線的で シンプルなフォルムに 黒色の唐銅、赤色の銅、黄色の真中を 順番に 注湯し、はじめの金属と 後からの金属が融合して出来た 神秘的で 幻想的な文様が特徴です。

この記事に関するお問い合わせ先

産業文化スポーツ部文化推進課

〒327-8501
栃木県佐野市高砂町1
電話番号:0283-20-3044 ファクス番号:0283-20-3029
お問い合わせフォームはこちら

更新日:2019年12月02日