佐野ルネッサンス鋳金展-第5回受賞作品04

表面に結晶のようなごつごつとしたあしらいのある、短い筒状の作品の写真

秘密 XII 角居 康宏

鋳金という仕事に出合えた幸運をあらためて感じています。
鋳金とは僕にとって、技法であり、現象であり、表現であり、思考の触媒でもあります。
火のこと、熔けるということを考えることは宇宙を、自然を、生命を、人間を、意識を考えることにつながっていきました。
考えることによって作り、作ることは考えを深めていってくれます。
美しさは表皮の問題ではなく、内在する力の中にあると信じていますが、内在する力とは作り手の意識の中に、モノを生み出す必然性の中にひそんでいる様な気がします。
今後も深く考え、強く意識し、作りつづけていこうと思います。
最後になりましたが、この度はありがとうございました。この様な表現方法を認め、すくいとって頂けたことに感謝いたします。

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更新日:2019年12月02日