佐野ルネッサンス鋳金展-第5回受賞作品05

第1部門奨励賞

古銅と銀の合金で制作された花器の作品の写真

朧銀花器「天河」 広沢 隆則

朧銀とは、良質の古銅と銀の合金で、仕上げ、研磨の後、表面の熱処理を施すことにより、銀の結晶が析出し、美しい肌合いになる。その肌は、深遠な宇宙を感じさせる。
 制作にあたっては、一貫して真土型鋳造法にこだわってきた。伝統技法のため手間と時間のかかる方法であるが、古代から連綿と伝えられてきた技法で制作を行っていると、はるかな時代の工人と、時空を超えて対話しているような気持ちになってくる。
 加飾はせず、フォルムと地金による表現を続けてきた。これからも真摯に「かたち」について考えていきたい。

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更新日:2019年12月02日