ツヤハダゴマダラカミキリ

令和6年2月1日現在、佐野市内では確認されておりませんが、栃木県内では県北の複数の市町と、県南の一部の市にてツヤハダゴマダラカミキリが確認されております。

ツヤハダゴマダラカミキリとは

海外では幅広い樹種の樹木に激甚な被害を及ぼし、国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来種ワースト100」にカミキリでは唯一選ばれており、近年全国で道路、公園、河川敷、学校、森林等の様々な場所で相次いで生息が確認されています。栃木県隣接県では福島県、茨城県、埼玉県で生息が確認されています。

成虫の体長は、2.0センチから4.0センチ程度。体色は全体に光沢のある黒色で鞘翅に約20個の白斑~黄斑を有します。
幼虫が主に、アキニレ、カツラ、トチノキ、ヤナギ、エンジュ、カエデ、ポプラなど広葉樹の幅広い樹種に食入・加害することで樹木を衰弱させ、進行すれば枯死することがあります。

令和5年9月1日付けで、特定外来生物に指定され、飼育や販売等が禁止、生きたまま持ち運ぶことが違法となります。見つけたらその場で捕殺してください。

生態について

幼虫は生木の内部を摂食する際にフラス(ふ化しばらくは黒褐色、その後白い木くず状に変わります。)を排出し、樹木内で2~3年かけて成長し、5月下旬~10月中旬に成虫となって樹木の外に出ます。メスの成虫は、木にすり鉢状のかみ傷をつけ、その窪みに一個ずつ産卵産卵します(14~21日後にふ化)。

在来種ゴマダラカミキリとの見分け方

在来種であるゴマダラカミキリとよく似ていることから、以下を参考としてください。写真等は本ページ下部にあるPDFデータをご参照ください。

  • ゴマダラカミキリは胸部に2つの白紋があるが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない。
  • ゴマダラカミキリは上翅基部の表面がボツボツしているが、ツヤハダゴマダラカミキリは滑らか。
  • ゴマダラカミキリは白色軟毛があり白くなっているが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない。

成虫を発見した場合

成虫を見つけた場合は、踏みつけるなどして捕殺してください。被害の拡大を抑止する大きな一助になります。

 

また、公園等市有地にて発見した場合、施設管理者等への連絡について、ご協力お願いします。

佐野市の都市公園一覧表

公共施設情報一覧

各課問合せ先

ご連絡方法ですが、原則メールにてお願いいたします。

担当課(施設管理者)がわかる場合は上記「各課問合せ先」のページに記載のある担当課のメールアドレスへ、報告者の氏名・住所、見つけた場所、見つけた日、見つけた内容(成虫○匹、フラスを○○で確認等)を本文へ記載し送信をお願いいたします。

担当課がわからない場合は上記「公共施設情報一覧」をご覧いただき担当課(施設管理者)をご確認、ご連絡をお願いいたします。

 

自身所有の私有地内での被害等のご相談先は

  • 自宅敷地内等→環境政策課
  • 畑等農地→農政課
  • 私有林→農山村振興課

ツヤハダゴマダラカミキリ被害木の対処方法

  • 樹木のフラスを払う。
  • フラスの排出孔にスプレータイプの薬剤を注入する。

(注意)薬剤で完全に駆除することは困難です。駆除しきれなかった幼虫が5月以降に成虫となり樹木の外に出てくるので、定期的に見回りを行い、成虫を捕殺してください。
 

被害が進行してしまった場合

  • 多くのフラス排出孔や成虫の脱出口が確認された枯れかけの樹木は、完全な駆除は困難であるため、伐採を検討してください。
  • 伐採した樹木、枯死した樹木は被害拡大を防ぐため、放置せずに、業者依頼等により早期に焼却処分やチップ化します。

詳細(写真含)については次のデータをご参考ください。

この記事に関するお問い合わせ先
市民生活部環境政策課
環境係

〒327-0812
佐野市町谷町206番地13(みかもクリーンセンター内)
電話番号:0283-20-3013 ファクス番号:0283-22-3593
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更新日:2023年09月01日