生活騒音について

「生活騒音」とは、一般の生活行動に伴って、居住環境(住宅及び住戸まわり)において発生する不快と感じる音を指して言います。近年、「生活騒音」に関する苦情が増えてきています。

人は人との関わりの中で暮らしています。そして、日常生活の中で誰もが音を出しています。音は人によって感じ方が違うものです。ある人にとっては快適な音楽でも、近隣の人にとってはうるさい音となることがあります。自分の出した音が、まわりの人に迷惑をかけていることもあるということを理解して、ちょっとした心遣い、気配りをすることで、人にやさしい音環境をつくることができます。

また、生活音の感じ方はその音を出している家の気配りと人との付き合いの程度によって変わると言われています。つまりは、日頃から、家庭用機器、音響機械など日常生活の音に注意を払うことと、よりよい隣人関係を作ることが生活騒音によるトラブルを減らすことにも繋がると考えられています。

生活騒音の種類と対処方法例
生活騒音の種類 対処方法例
洗濯機・冷蔵庫
  • 音や振動が伝わらない置き方をする。(防振ゴム・防振マット等を使う。)
  • 使用する時間に配慮する。
掃除機
  • 使用する時間に配慮する。
エアコン・室外機
  • 位置や向きに注意する。
家庭用ヒートポンプ給湯器
  • 稼働時間が夜の場合が多いため、稼働音に配慮して設置する。
ドアの開閉音
  • 乱暴に開け閉めしない。
  • 引きずらない。
  • 隙間テープなどの緩衝材をつける。
風呂などの給排水音
  • 早朝や深夜の利用を控える。
家具移動音
  • 床にマットなどを敷く。
テレビ・オーディオ機器・目覚まし時計
  • 適正な音量に設定する。
  • 周囲への影響に配慮して設置する。
  • ヘッドホン・イヤホンを使用する。
ピアノ・ドラム・ギター等の楽器類
  • 本格的な防音対策をする。
  • カーペットを敷くなど室内の吸音性能を高める。
ペットの鳴き声
  • 小さいときからしつける。
  • 飼育場所に気をつける。
  • 習性を知ってから飼う。
車のアイドリング
  • 暖機運転は控える。
話し声
  • 近所へ配慮して話す。
  • 窓を開けたまま話さない。
室内・階段の足音
  • マットなどを敷いて音を小さくする。
  • 歩き方に注意する。

 

生活騒音で困ったときは

苦情は早めに直接言いましょう

直接苦情を言うのはなかなか大変なことです。しかし、黙っていては何の解決にもなりません。ひょっとすると、相手の人は自分が迷惑をかけていることに気づいていないかもしれません。決して感情的にならず、冷静に、どのような音で困っているのか分かりやすく相手に伝えましょう。また、共同住宅であれば大家・管理組合・管理公社に相談するなどし、円満な解決を目指しましょう。

町会などで話し合いをしましょう

生活騒音は、どこでも問題になる可能性があります。町会など地域ぐるみで、地域の騒音問題を考えていくことも大切なことです。

苦情は真摯に対応しましょう

もし生活騒音の苦情を言われたときは、謙虚に相手の立場に立って話に耳を傾けましょう。自分では気づかぬうちに相手に迷惑をかけているのかもしれません。近隣と良好な関係を築けるよう努めましょう。

 

 

生活騒音に対し、法律や条例で規制を設けることは、住民の日常生活自体に制限を与えることになるため行うことができません。その性質から、原則として、住民同士での話し合いで解決することになります。生活騒音で問題が起きたら、お互いにゆずりあいの気持ちで、感情的にならずに誠意をもって話し、理解を求め合うことが大切です。

この記事に関するお問い合わせ先
市民生活部環境政策課
環境係

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更新日:2021年09月26日