はじめよう!エシカル消費!!

エシカル消費ってなあに?

「エシカル」とは、「倫理的な」という意味をもつ言葉です。
「エシカル消費」とは、直訳すると「倫理的な消費」となります。地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。
消費という行動は、食べることや使うこと、買物など、わたしたちの生活そのものです。わたしたち一人一人が、社会的課題に気づき、日々の買物を通して、その課題の解決のために、自分で何ができるのかを考えてみることが、エシカル消費の第一歩です。

esjikatishouhi
エシカル消費ってなあに2

SDGsとエシカル消費

人類は、貧困、紛争、気候変動、感染症など、これまでになかったような数多くの課題に直面し、このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。
そんな危機感から、世界中の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な17項目の目標を立てました。
それが「持続可能な開発目標(SDGs)」です。
わたしたちみんなが、ひとつしかないこの地球で暮らし続けられる「持続可能な世界」を実現するための目標ということです。

エシカル消費は、SDGsの17項目の目標のうち、特に12番目の目標「つくる責任、つかう責任」に関連する取組です。
わたしたちが、社会や環境にやさしい商品を選べば、社会や環境に配慮する事業者が増えます。そして、そうした事業者が増えれば、児童労働や環境破壊が減り、世界は持続可能な社会に近づいていきます。
わたしたちが「消費」している商品やサービスの生産の背景を知り、児童労働や生産者の搾取を助長しない商品を買ったり、環境負荷の低い商品を買ったりすることは、それ自体が貧困や飢餓、気候変動などの社会的課題や環境問題の解決に貢献することになります。
わたしたちは、エシカル消費を通じて、SDGsの様々なゴールを解決に導く一端を担うことができるのです。

どのような行動があるの?

人・社会への配慮

フェアトレード認証商品、売上金の一部が寄付につながる商品、障がい者支援につながる商品を選択する、など

地域への配慮

地産地消、被災地で作られたものを購入することなどで被災地を応援する、伝統工芸品を購入する、など

環境への配慮

エコ商品を選ぶ、お買物のときにレジ袋の代わりにマイバッグを使う、資源保護の認証がある商品や二酸化炭素削減の工夫をしている商品を選ぶ、マイボトルを利用する、食品ロスを削減する、電球を省エネLEDに交換する、地域のルールに沿ったゴミの分別を徹底する、など

みんなで支え合う社会へ

買いだめ、買い占めをしない、必要なものを必要な分だけ購入する、今のことだけを考えず未来への影響を考える、海外で問題となっている社会的課題に目を向ける、自分のことだけ考えず相手のことを考えて行動する、ユニバーサルデザイン、ダイバーシティ、など

エシカル消費に決まったやり方はありません。自分にとって大事にしたいことを自分にできる方法で行動してみましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

消費生活センター

〒327-8501
栃木県佐野市高砂町1
電話番号:0283-20-3015

更新日:2023年02月13日