第10回佐野市水と緑と万葉のまち景観賞の受賞作品が決定しました!
佐野市において、周辺の景観と調和し魅⼒的なまちなみ景観をつくりだしている建築物や⼯作物、美しい景観づくりに関わる活動を継続的に⾏っている⽅々、市内の魅⼒ある景観をおさめた写真を募集し、この度受賞作品が決定しました。
今回は全部で12件の応募があり、まちなみ景観部門3件、まちづくり活動部門1件、ふるさと風景写真部門1件が受賞となりました。
佐野市水と緑と万葉のまち景観賞の概要
佐野市水と緑と万葉のまち景観賞は、「水と緑と万葉のまち景観計画」に基づき、佐野市の美しく緑豊かな自然や薫り高い歴史と文化を育んできた風土に調和し、優れた景観形成に寄与していると認められる建築物や工作物、まちづくり活動、ふるさと風景写真を表彰することで、魅力ある景観の向上と市民の景観によるまちづくりに関する意識の向上を図ることを目的としております。
第10回佐野市水と緑と万葉のまち景観賞 (PDFファイル: 2.5MB)
まちなみ景観部門(応募受付順)
いせや呉服店
建築主
高澤 ミチ
設計者
岳設計工房
施工者
有限会社 カメハウス
作品紹介
田沼町の一瓶塚稲荷神社の前にある店舗です。
この建物は、元々蔵を活用し建てられており、昭和50年代に洋服店の雰囲気に改装されました。
前回の改装から約40年が経過し、「街並みにふさわしい蔵本来の姿を取り戻したい」という建築主の意向から、モダンな要素を排除し、日本の伝統的な意匠を重視し建築されました。
高萩の家
建築主
寺崎 義人
設計者
熊倉建築設計事務所
施工者
丸二産業株式会社
作品紹介
佐野市の風土と計画地周辺の環境に調和する、街に開いた外構計画を取り入れた住宅を目指して建築されました。
隣地や歩行者への配慮として高さを抑え、建物と街の間に四季を感じさせる植栽を施しています。
また、角地である敷地条件から街との繋がりを考え、敷地と建築物との隙間を設計することで、自然豊かな街の景色を形成しました。
佐野市上下水道庁舎
建築主
佐野市水道事業 市長 金子 裕
設計者
AIS総合設計株式会社
施工者
篠崎建設株式会社
株式会社落合土木
作品紹介
令和4年12月に大橋町に完成した新庁舎です。
こちらの建物は大胆に張り出した屋根が個性的な印象を与え、南側一面をガラス張りにすることで、明るく開放的な空間を演出しました。
また、コンクリート打ち放しの外観は、シンプルでありながらも力強い印象と、モダンで洗練された雰囲気を醸し出しています。
まちづくり活動部門(応募受付順)
伊保内地域農地環境保全委員会
活動場所
伊保内町内
活動への想い
地域のコミュニティ維持を目的に、伊保内町内の全戸を構成員とし、平成27年から活動を開始しました。
活動内容としては、年に5回の草刈、未舗装道路への砂利敷き、土側溝の補修工事を実施しています。
団体の名称には「農地」と名が付いておりますが、地域環境の保全のために、農業者以外にも多くの方が活動に参加してくださっております。
今後も多くの年代の方に参加してもらい、地域の繋がりを守っていきたいです。
ふるさと風景写真部門(応募受付順)
Road to the Bentensama
撮影場所
磯山弁財天
風景に込めた想い
緑の中に浮かびあがる朱色を目指して… ちょっと息切れしちゃうけど、一歩一歩……。
手水舎が見えるとあと少し!清めて、少し進んで−195段目−懸崖造りの柱がしっかりと支えてる。200段ちょっとで念願の場所へ。
まずは合掌。そして、頑張ったご褒美は眼下に広がる豊かな景色。
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更新日:2023年11月24日