島田文雄《彩磁三光鳥文大皿》

更新日:2020年03月31日

島田文雄《彩磁三光鳥文大皿》当館蔵の写真
作品情報
作品名 彩磁三光鳥文大皿
作品名よみ さいじさんこうちょうもんおおざら
作者名 島田文雄
作者名よみ しまだ、ふみお
作者生没年 昭和23~(1948~)
制作年 平成7年(1995)頃
寸法(センチメートル) 径48.5、高7.5
材質技法・員数 陶磁
備考1 作家寄贈
備考2  
English SHIMADA, Fumio

作品解説

島田文雄は佐野市生まれ。日本画家の松本哲男は実兄。昭和50年(1975)東京藝術大学大学院修士課程修了、引き続き助手をつとめました。同大では田村耕一・藤本能道らの薫陶を受けました。大学院在学中の同49年(1974)に日本伝統工芸展初入選、以後同展および個展を発表の場としています。はじめ自由闊達な線彫を持つ中国・宋時代の作品に感銘を受けて青白磁に取り組みます。その後波山作品に出逢い、わずかな情報を生かした片切彫と、潤いのある彩色表現で花を表現する作品を制作しています。平成22年(2010)佐野市立吉澤記念美術館で「島田文雄展―うるわしき彩磁・青白磁―」開催。

軽やかな線彫りの「青白磁」に、水溶性顔料を加えたものが島田の「彩磁」です。薄い青味を帯びた青白磁が爽やかな印象をもたらす本作は、島田が初期から愛用するトルコ桔梗に3羽の三光鳥を取り混ぜて軽妙な文様に仕上げています。

作品展示情報

今後の展示は未定です。

この記事に関するお問い合わせ先

佐野市吉澤記念美術館

〒327-0501
栃木県佐野市葛生東1-14-30
電話番号:0283-86-2008 ファクス番号:0283-84-3655
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