狩野章信(素川彰信)《観音図》

作品名 | 観音図 |
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作品名よみ | かんのんず |
作者名 | 狩野章信(素川彰信) |
作者名よみ | かのう、あきのぶ(そせんあきのぶ) |
作者生没年 | 明和2~文政11年(1765~1826) |
制作年 | 江戸時代後期 |
寸法(センチメートル) | 縦117.8、横55.8 |
材質技法・員数 | 絹本着色、一幅 |
備考1 | |
備考2 | |
English | KANO, Akinobu |
作品解説
明和2年(1765)生まれ。表絵師・猿屋町代地狩野家を継ぎますが、36歳で早くも隠居しました。花街に深くなじみ、吉原の老妓に門弟が多かったといわれています。画論書『画道伝授口訣』(文政9年刊)を著したほか、洒脱な女性表現やだまし絵的なウィットに富んだ作例が知られています。文政11年(1826)死去。
白衣観音を描きますが、的確な線描によりふっくらと表現された頬や手足に、いくぶん艶かしさを感じさせます。宝冠や蓮台は、色味の異なる金泥・銀泥、茶系の顔料を用いた細密描写が施されており、重なる白衣をあらわす墨の線描と淡墨の隈も画家の技量を示しています。文化4年(1807)、50歳の時に「彰信」から「章信」に改めたといい、「狩野章信筆」の落記を持つ本図はこれ以降のものとみられます。
作品展示情報
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更新日:2023年03月30日