小林古径《神崎の窟》

更新日:2020年07月14日

小林古径《神崎の窟》当館蔵の写真
作品情報
作品名 神崎の窟
作品名よみ かんざきのくつ
作者名 小林古径
作者名よみ こばやし、こけい
作者生没年 明治16~昭和32年(1883~1957)
制作年 明治40年(1907)
寸法(センチメートル) 縦180.0、横109.0
材質技法・員数 絹本着色、一幅
備考1 東京勧業博覧会(褒状)
備考2  
English KOBAYASHI, Kokei

作品解説

新潟県高田(現・上越市)生まれ。歴史風俗画で知られた気鋭の画家・梶田半古のもとで学びます。明治40年(1907)文展に出品、同43年(1910)紅児会に参加、気鋭の若手として研鑽を積みました。大正3年(1914)の院展再興に参加、以後中心作家として活動しました。大正後期の滞欧を経て、厳しい線描と携帯の単純化をすすめた独自の画風を確立、昭和前期日本画の「新古典主義」を担う中心的な画家となりました。昭和19年(1944)帝室技芸員。同25年(1950)文化勲章。同32年(1957)死去。

本作は、明治40年の東京勧業博覧会で褒状を受けた古径の初期の代表作です。主題は『出雲国風土記』中の、現・島根県松江市の加賀神崎にある岩穴にまつわる伝説に取材しており、生まれたばかりの佐太大神(さたのおおかみ)が岩穴の天井を射抜こうとするのを母の枳佐加比売命(きさかひめのみこと)が見守る様子を描いています。子の表現はキューピッドを連想させる一方、母は日本の神像彫刻のような造形で、日本の聖母子像を構想したのかもしれません。

作品展示情報

今後の展示は未定です。

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