村岡応東《奥の旅の一と夜》
作品名 | 奥の旅の一と夜 |
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作品名よみ | おくのたびのひとよ |
作者名 | 村岡応東 |
作者名よみ | むらおか、おうとう |
作者生没年 | 明治6~昭和21年(1873~1946) |
制作年 | 大正9年(1920) |
寸法(センチメートル) | 縦235.2、横85.5 |
材質技法・員数 | 絹本着色、一幅 |
備考1 | |
備考2 | |
English | MURAOKA, Oto |
作品解説
明治6年(1873)東京生まれ。歴史画で知られた松本楓湖に学び、今村紫紅の先輩格の画家です。巽画会・烏合会を中心に作品を発表しました。第4回の文展で褒状を受けて以降官展を活躍の場とします。昭和21年(1946)死去。
本作は大正9年(1920)の第2回帝展出品作です。松尾芭蕉『奥の細道』の一場面を描きます。芭蕉は市振の宿(新潟)で、伊勢参りに向かう遊女たちが嘆く声を漏れ聞き「一家に遊女もねたり萩と月」と詠みました。ぼかしの多用や粒子の粗い岩絵具、暗い画面の中で明るい部屋を際立たせる手法など、大正期らしい作風を示しています。
作品展示情報
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佐野市吉澤記念美術館
〒327-0501
栃木県佐野市葛生東1-14-30
電話番号:0283-86-2008 ファクス番号:0283-84-3655
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更新日:2023年03月30日