吉美日誌(2026年~)

更新日:2026年03月13日

「吉澤記念美術館では、こんなことをやっています」とご報告します。

過去の「吉美日誌」へのリンクは下記です。

2026年3月の記事

2026年3月6日(金曜日)鉱山・工場見学ツアーを実施しました

鉱山ツアー風景01
鉱山ツアー風景02
鉱山ツアー03
鉱山ツアー風景04
鉱山ツアー風景05
鉱山ツアー風景06
鉱山ツアー風景07

2026年2月26日と3月6日、「工業と絵画」展の関連催事として吉澤石灰工業株式会社様のご協力により、「鉱山・工場見学ツアー」を実施しました。

まずは石灰石鉱山に向かい、ベンチカット工法で掘り進められる鉱山の異世界のような風景に驚きながら、重機を見学しました。採掘された鉱石を運搬するルートを通って鉱山を車で登り、鉱石採取のための発破の様子を見学しました。発破音は美術館からも聞こえますが、現場ならではの音と振動を感じました。

鉱山地帯の出流(いずる)の名物、お蕎麦を楽しんだあと、午後は工場で石灰についての説明を受け「ロータリーキルン」の熱気を感じながら石灰石焼成の様子を見学しました。石灰石と当地特産のドロマイトの見分け方は難しいですね…。

美術館に戻って、学芸員による「工場と絵画」展の解説を実施しましたが、移動中の車窓から見た工場群の景観を思い出しつつ、楽しんでいただけたと思います。なお、3月6日の回は、見学に参加した本展出品作家・棚町宜弘氏に自作についてのお話をうかがうことができました。

 

最後に、石灰を使う技法である「フレスコ」による葛生伝承館大壁画を眺めつつ葛生化石館に移動し、葛生の石灰石・ドロマイト鉱床の形成や、石灰岩に含まれる化石について、化石館学芸員やボランティアスタッフの解説を聞きながら見学しました。

当館としては初めての試みでしたが、両日とも天気に恵まれ、無事安全に開催することができました。ご参加の皆様、ご尽力いただきました関係各位に御礼申し上げます。(す)

2026年2月の記事

2026年2月28日(土曜日)講演会「砿都・葛生の産業景観(テクノスケープ)を探る」

産業景観講演会大01
産業景観講演会大02
産業景観講演会大03

【砿都・葛生の産業景観(テクノスケープ)を探る】
2026年2月28日(土曜日)、岡田昌彰先生(近畿大学教授)による
特別講演会・葛生図書館講座「砿都・葛生の産業景観(テクノスケープ)を探る」
を開催しました。
岡田先生は、早くから葛生の「産業景観」の魅力に注目されていましたが、近年の「ブラタモリ」などのテレビ番組での紹介や「ナイトミュージアムin葛生」での工業夜景の好評を受けて、今回のご講演が実現しました。
先生のご著書『日本の砿都石灰石が生んだ産業景観』(創元社、2017年)にも使われている「砿都(こうと)」の語は、なんと葛生で刊行された資料から採られたそうです。
市内を中心に幅広い年代の方にご参加いただき、市内各地の工場・鉱山の景観の面白さ、小学校の校歌にうたわれた石灰産業など、身近なようで知らなかった地元の魅力に、熱心に聞き入っていました。
また、各地の石灰景観や観光事業への活用事例なども知ることができました。
途切れない質疑応答や、終了後の質問の行列、「葛生のすばらしさを改めて知りました」「意外なる発見が数多くありました!!!」等のご感想(アンケート回答より)など大変熱気に満ちた講演会となりました。
当館で開催した「工業と絵画」展と共に、地域の産業景観の魅力を見つめなおしていただく良い機会となったと思います。
(す)

2026年2月21日(土曜日)栃木県立美術館学芸員によるギャラリートークを開催しました。

県美ギャラリートーク1
県美ギャラリートーク2
県美ギャラリートーク3

アートリンクとちぎ2025「工業と絵画」展で作品をお借りしている栃木県立美術館の研究員・清水友美氏に、各作家のプロフィールから、題材、技法に至るまで、参加者との対話を交えつつ詳しく解説して頂きました。

多くの方がお越しになり、熱心に耳を傾けていました。(ま)

2026年1月の記事

2026年1月24日(土曜日)「工業と絵画」展がスタートしました。

吉美日誌(工業と絵画展看板)
工業と絵画展展示室1
工業と絵画展展示室3

栃木県立美術館のコレクションによる展覧会です。
鉱山や工場が描かれる風景、働く人々などを表現した近代日本画・洋画・版画を展示します。
展示作品リストなど、詳しくはこちらをご覧ください(た)