御台所は本城防御拠点の1つ?

御台所は唐沢山西麓の隼人屋敷東側に位置します。以前このコーナーでご紹介したように、幾つかの性格の異なる石列等が確認されました。このほか、堀と土塁の調査も一部で実施しています。

御台所周辺には現在でも約200メートルに亘る堀と土塁が巡っています。堀の最大幅は12メートル、土塁の高さは2.5メートルを超える箇所もある大規模なものです。

現在、堀と土塁は南側で途切れて平坦になっていますが、一箇所を掘下げたところ、堀と土塁の一部を確認することができました。この結果、堀と土塁が西側の山筋まで延び、総延長300メートルにもなる可能性が極めて高まりました。

御台所は古記録に「下御屋敷」の記述がありますが、別の古記録には「御台所口堅メ」の記述もあります。後述の古記録は、天正5年(1577)上杉謙信来攻時における唐沢山城の防御拠点への家臣の配置などを記述したものです。

堅メ口(かためぐち)は「御本城堅メ」をはじめ、6箇所が記述されています。御台所に見られる大規模な堀と土塁は、こうした本城防御拠点に関係したものであるのか検討を重ねる必要が出てきています。

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更新日:2019年12月02日