日本脳炎(1期・2期)
日本脳炎ワクチン不足について
日本脳炎ワクチン2種類のうち1種類が出荷停止となり、国の通知に基づき接種をお待ちいただくようお願いをしておりましたが、令和3年12月からワクチンの供給が再開されました。2022年度からは全接種対象者の接種が可能となりましたので、お知らせいたします。
ただし、接種をお待ちいただいていた人による接種の希望が集中し、一時的にワクチンの供給が不足する可能性があります。定期接種で受けられる年齢を過ぎないように、早めに医療機関へご相談してください
定期接種として接種が受けられる年齢の上限が近づいている方へ
定期接種(公費負担)として接種が受けられる年齢の上限は以下のとおりです。
定期接種で受けられる年齢を過ぎないように、医療機関にご相談のうえ、予約して接種をおこなってください。
・ 1期:7歳半の前日まで
・ 2期:13歳の誕生日前日まで
・ 特例対象者(以下の生年月日の方は、特例として次のように受けられます)
平成16年4月2日から平成19年4月1日生まれで4回の接種が終わっていない方
20歳の誕生日前日までに4回接種
対象者
1期:3歳~7歳半になるまで
2期:9歳~13歳未満
標準的な接種時期
1期初回(2回) | 3歳(6日から28日までの間隔をあけて接種) |
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1期追加(1回) | 4歳(初回接種(2回目)終了後6月以上、標準的にはおおむね1年後(11か月から13か月)に接種) |
2期(1回) | 9歳(初回追加終了後、おおむね5年後に接種) |
計4回接種
特例対象者
平成17年度から平成21年度にかけての積極的勧奨の差し控えにより、1期・2期の接種が完了していない方を特例対象者として、以下のように接種することができます。
平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの方
1期・2期の接種が完了していない方は、不足分を20歳未満の間に公費負担で受けられます。
(注意)母子健康手帳で残りの回数をご確認ください。
1期を1回も 接種していない場合 |
6~28日の間隔で2回接種、2回目接種の終了後6月以上・標準的にはおおむね1年後に1回接種 |
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1期を1回以上 接種している場合 |
残りの回数を6日以上の間隔で接種 |
1期が完了している場合 | 2期の1回接種(9歳以降に受けてください) |
接種間隔については接種医とよくご相談ください。
詳しくは、厚生労働省ホームページの「日本脳炎ワクチン接種に関するQ&A」(別窓)をご覧ください。
厚生労働省ホームページの日本脳炎ワクチン接種に関するQ&A(別窓)
実施場所
佐野市の予防接種協力医療機関で接種します。
(注意)やむを得ない事情により他市で受ける際は事前に健康増進課にご連絡ください。
持参する物
母子健康手帳、予診票
負担費用
無料です。ただし対象年齢を過ぎた場合や、連絡なく指定医療機関以外で接種した場合は有料になります。
病気について
日本脳炎とは日本脳炎ウイルスの感染により起こります。人から人への直接の感染はなく、ウイルスを持つ豚など動物を刺した蚊が、人を刺すことによって感染します。日本では、患者数は年間数名ですが、東アジアや東南アジアでは広く患者の発生が見られます。
日本脳炎は、感染しても症状が出ない場合がほとんどですが、100人から1,000人に一人程度が脳炎を発症するといわれています。
症状を起こす場合には、7~10日間の潜伏期の後に高熱、頭痛、おう吐、意識障害などの急性脳炎となります。脳炎を起こした場合の死亡率は20~40%ですが、高い確率で後遺障害が残ります。
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更新日:2019年12月02日