からだにまつわる特徴的な方言のかずかず‐やわらかくて細長い毛をモクタッケという‐

目の上にはまゆげ(まいげとも)があります。このまゆげを方言でマミゲまたはマミヤといいます。
これらの方言は古くからあるものですが、昭和のころまで多くの人が使っていました。
でも昭和の終わりごろになると、マミヤもマミゲも使用する人がだんだん少なくなり、今ではほとんどまゆげというようになりました。
おとなになってもえり首などに、幼児の産毛のような、細くてふわふわした毛が生えます。
この毛を方言でモクタッケといいます。

膝頭は別名、膝株、膝こぶし、膝小僧などともいいます。方言にも、ヒザンボ、ヒザンボコ、ヒザッコ、ヒザッコブ、ヒザッカブのようにいろいろな呼び名があります。
これらの方言を見て思うに、昔の人は膝頭の形から感じたものを素直に表現したものだと感心させられます。

出額が訛ったデビテは、かつてはデボといいました。
デボは出ているところという意味です。このデボはすでに死語となってしまいました。
 
指先の爪の生えぎわの皮膚が、特に冬の寒い季節になると、細く裂けて逆立つことがあります。
裂けて逆立った細くてかたい皮膚をサカサズメといい、略してサカサともいいます。

「サカサズメがたってると知らネデ、靴下をはくべとしたら、サカサズメがひっかかってイテー(痛い)からさっそく切り取ったったよ」 
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更新日:2021年03月31日