市長の記者会見【令和元年10月1日の案件】

(1)佐野市「佐藤さんゆかりの地」聖地化による関係人口増加プロジェクトについて

「関係人口」の創出・拡大に向けた取り組みとして、『佐藤さん ゆかりの地』聖地化による、関係人口増加プロジェクト事業を実施します。
国内最多で、全国に200万人いるとされる「佐藤姓」のルーツは、藤原秀郷公を祖とする「佐野の藤原」説が有力であることから、本市を全国200万人の「佐藤さんのふるさと」とする仕組みを構築し、本市と継続的に関わる機会の創出、ふるさと納税や企業版ふるさと納税の獲得を図り、最終的には、「移住・定住の促進」を目指すものです。
事業概要としては、国の地方創生推進交付金を活用した、佐藤姓の学術的調査、佐藤さんの活動組織の立ち上げ、戦略的なプロモーション活動などを行い、本市を佐藤さんの聖地として周知を図り、ゆかりの「唐沢山城跡」や「天明鋳物」の磨き上げにもつながるような、複合的な事業展開を図る予定です。

(2)(仮称)佐野暮らしとラーメン店創業支援プロジェクトについて

移住定住の「地域おこし協力隊」に任命している、お笑い芸人の「テル」さんに、「(仮称)佐野暮らしと、ラーメン店・創業支援プロジェクト事業」のPR活動をしていただくことになりました。
PR活動は、10月20日・日曜日に、有楽町の東京交通会館、12階ダイヤモンドホールで開催される「オールとちぎ、移住・しごと相談会」の際に、ニュータッチの凄麺・佐野らーめん200食の無料配布を行います。
無料配布を行うことで、佐野らーめんの美味しさを広めるとともに、佐野らーめん店を開業することの魅力、本市に移住することの魅力をPRします。また、あわせて、佐野らーめん店創業と本市への移住に関するアンケートを実施し、創業希望者や移住希望者の意向を把握することにより、事業実施に役立てたいと考えています。

(3)佐野市行財政改革指針について

全国的な人口減少、少子高齢化が進行する中、今後、歳入面においては、税収や地方交付税の減少が見込まれ、また、歳出面においては、高齢化の進行に伴う「社会保障経費」の増加や、市有施設の更新への対応など、今後の財政運営は大変厳しい状況に直面しつつあります。
そこで、市有施設の整備など、未来への投資を行うとともに、将来にわたり健全な財政運営を堅持していくため、今後、想定される財政状況を明らかにし、取り組むべき行財政改革をまとめた指針を策定したところです。
今後、この指針に基づきまして、「受益者負担の適正化」「市有施設の適正配置」「業務改善計画の推進」など、各種改革を進めてまいりたいと考えています。

(4)市営バス「さーのって号」野上線へのデマンド交通導入について

市営バスでは、10月1日より野上線の一部の便に、デマンド交通を実証運行として導入しました。
この実証運行は、事前に登録・予約することで、自宅などにバスが来て、車両に乗り降りすることが可能となる、市内公共交通で初めての取り組みです。
これにより、自宅からバス停まで距離があり、バスを利用できなかった方が、バスを利用できるようになります。
超高齢社会を迎えた現在、高齢者の移動の足を確保することは、喫緊の課題ですので、こうした時代に対応し、高齢者にとって、優しい運行方法として、デマンド交通を導入しました。
今後は、この実証運行の実績をもとに、他の路線につきましても拡充し、買い物、通院などの「移動の足」としまして、多くの方に利用していただき、地域の活性化に繋げてまいりたいと考えています。

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更新日:2019年12月05日