市長の記者会見【令和2年10月1日の案件】

市では9月10日からの新型コロナウイルス感染者の急増により、9月15日に「佐野市緊急事態宣言」を発出し、市民の皆さまにより一層の感染予防対策へのご協力をお願いしてきました。
新規感染者の方の人数も減少に転じ、9月30日の県知事の記者会見においても、クラスターの拡大は落ち着きつつあるとの発表もあり、市では対策本部会議を開催し、感染者の発生状況を踏まえ、緊急事態宣言につきましては当初の予定通り、9月30日で解除することしました。
緊急事態宣言は解除されますが、3密をさける、手洗い、マスクの励行、換気を行うなど、感染予防対策の継続は必要です。
あわせて、感染者や医療従事者の「人権尊重」と 個人情報の保護に留意するため、最大限のご理解と、ご配慮をいただくよう、今後も、お願いしていきます。

また、今後、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念されており、PCR検査数が増加した場合に、対応できる体制を整えることが重要になります。
そこで、市民の皆さまの安全・安心を守るため、「佐野市 医師会」の協力のもと、本日、10月1日に、市内2か所目となる地域外来・検査センターの運営を開始しました。
場所は非公開とし、医療機関からの紹介を受けた方を対象として検査を実施するものです。

市としましては今後も、感染症拡大防止への更なる啓発と、PCR検査数の拡充など、医療体制の確保に努めていきます。

令和元年東日本台風から1年の節目を迎えるにあたり、災害の記憶を風化させないため、令和元年東日本台風 復旧・復興シンポジウム「元気な佐野市へ！ ～今を知り、未来へつなぐ～」を開催します。
本来であれば、多くの市民の皆様にお集まりいただいて、このシンポジウムを開催したいところですが、現在の新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みまして、佐野ケーブルテレビ様に、ご協力をいただき無観客による収録を行い、テレビ放送する方法とさせていただきました。
シンポジウムの内容ですが、前半は発災当時の様子や現在までの復旧・復興状況、今後の対策などについて、市長から報告します。
後半には関係各所からパネリストをお迎えして、パネルディスカッションを行います。
当たり前だった日常の生活が一瞬にして崩れてしまう自然の恐ろしさや、実際に被災して学んだこと、今日までの復興の歩みなどについて感謝の思いとともにお伝えし、未来の地域づくりにつなげていきたいと考えております。

本市の新グルメである「佐野黒から揚げ」と「健康づくり」をテーマとし、特に健康づくりの中でも、本市の健康課題の一つである健診受診率の向上に結び付けることにより、市と団体、企業が連携して「佐野黒から揚げ」の認知度向上と「健康づくり」の促進を図るキャンペーンを実施します。

今回は、市内スポーツジムの、「トータル・フィットネス・イノベーション」の皆様と連携し、期間中「佐野から揚げ協会」参加店舗で「佐野黒から揚げ」を購入したお客さまに、同ジム体験チケットを配布し、同ジムの会員の方には、店舗で、「から揚げ」を購入の際、増量サービスを行います。

また、両方のお客様に健診受診PRのチラシを配布し、受診率の向上を図ります。さらに、関係各所のホームページやSNS等で「佐野黒から揚げ」のPR記事や、健康づくり・健診受診促進の案内を掲載し、広く本市の魅力や取組をお伝えしていきたいと考えています。