市長の記者会見【令和3年5月31日の案件】

(1)新型コロナワクチン接種の実施状況報告について

本市では高齢者のワクチン接種を円滑に推進するため、75歳以上の方と65歳以上74歳以下の方に分けて、予約や接種を行っております。

まず、75歳以上の方のワクチン接種についてですが、5月17日から予約を開始し、各医療機関で行う個別接種が5月24日から、集団接種が5月29日から始まりました。65歳以上74歳以下の方については、6月7日から予約開始となります。

75歳以上の方の予約状況ですが、5月28日現在で、個別接種は合計11,740人の方、集団接種は合計2,822人の方が予約されております。75歳以上の方の約79.4%の方にお申し込みをいただいている状況です。

接種状況ですが、5月30日現在で、1回目の接種を終了されている方は合計3,778人、その内、5月29日から始まりました集団接種での接種人数は合計553人という状況になっております。

5月25日現在の高齢者施設等の接種状況ですが、65歳以上の入所者のうち、1回目の接種を実施した入所者は、51.6%です。2回目まで接種を完了した入所者は、15.4%となっております。

ワクチンの供給状況ですが、5月24日現在で23,400回分届いており、6月末までには、更に約45,000回分のワクチンが供給される予定となっております。ワクチンの量については、高齢者の方、全員が接種できるワクチンが用意できますので、ご安心いただきたいと思います。

(2)佐野市災害ボランティア活動推進条例(案)の制定について

「本条例(案)」制定の背景ですが、令和元年東日本台風災害において、県内をはじめ全国から駆けつけた多数の災害ボランティアによる活動が行われたこと。
また、その活動が本市の迅速な復旧と早期復興に寄与することとなったことがあげられます。

このことから、災害ボランティア活動推進に関する基本理念を明らかにするとともに、災害ボランティア活動における基本的な事項を定め、市民の皆さまや関係行政機関などの連携協力を図ることで、災害ボランティア活動の推進をしてまいります。
また、その活動は、被災者への支援にもつながりますので、安心して暮らすことができる社会の実現に寄与することを目的としております。

市としましては、災害ボランティア活動への理解と関心を深めていただくための啓発をはじめ、日頃から、災害ボランティア活動がしやすい環境の整備を行うほか、災害ボランティア団体や災害ボランティアセンター、関係行政機関などと連携強化を図り、災害に関する情報の収集と提供、災害ボランティア活動に関する専門的知識を有する人材の育成を行ってまいります。
また、市外の被災地においても災害ボランティア活動をすることができるよう、支援に努めさせていただきます。

災害の多発時期前に広く周知できるよう現在進めているところであり、市議会6月定例会において、審議をいただき、承認をいただけましたら7月1日を条例施行日としたいと考えております。

(3)佐野市消防団活性化推進基本計画の策定について

消防団を取り巻く環境は全国的に厳しさを増しており、団員数の減少、若者の入団減少による平均年齢の上昇、団員の被雇用者割合の増加など、様々な課題を抱えており、本市でも例外ではございません。

これらの課題の解決を図るため、同計画を策定し、佐野市消防団の活性化策を推進することで、将来にわたり持続可能な消防団組織の構築と災害即応体制等の強化を図り、地域防災力の充実強化を推進するものです。

基本方針として、一つ目として消防団員確保、二つ目として消防団組織の活性化、三つ目として消防団組織の適正化と再編、この3項目について取り組み、消防団の活性化を推進するものです。

策定スケジュールですが、令和3年度中に消防団員及び町会等に、消防団組織等に関するアンケートを実施するとともに、策定委員会にて計画素案を作成します。
令和4年度には、地域の防火・防災に関係する団体の方々により組織する策定懇談会に諮問した上で、令和5年3月に策定・公表する予定です。

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更新日:2021年06月01日