市長の記者会見【令和3年12月1日の案件】

（1）令和4年度予算編成方針について

私のまちづくりの基本理念であります、「進化する佐野市」「選ばれる佐野市」の実現に向けました、第2次総合計画中期基本計画の策定を進めているところであり、本計画の具現化を図るため、令和4年度の予算編成を現在、行っているところです。

方針の、最優先事項として、令和元年東日本台風被害からの復旧・復興と、新型コロナウイルス感染症から市民の皆様の安全・安心を守ること、この2点を、しっかりと行っていきます。
その他の事項につきましても、デジタル化への取組や、老朽化が進んでいる施設への対応、新たな歳入の確保など重要な事項を盛り込んでいます。

次に、私の公約に掲げました政策テーマの具現化に向けて、現在、様々な検討を行っていますが、その中で、令和4年度より、第2子保育料の無償化や、高校3年生までの医療費無料化などを実施してまいりたいと考えております。

その財源捻出に向けて、鋭意取り組んでまいりたいと考えますが、限りある財源の有効活用を図るため、施策別枠配分方式により予算編成を行うなど、各事業を担当する職員の創意工夫を最大限に生かしていきます。

（2）第2次佐野市総合計画中期基本計画（案）について

計画における政策体系（案）については、9月の記者会見において、発表させていただきましたが、計画（案）がまとまりましたので、その内容について概要版を基に、ご説明いたします。

計画は大きく「第1部総論」、「第2部各論」で構成されています。
「第1部総論」では、「第1章総合計画の概要」として、総合計画の趣旨や基本構想において掲げました将来像、推進テーマ等についてまとめています。

「第2章中期基本計画の概要」では、計画の目的を示すとともに、私が選挙で訴えてきました「進化する佐野市」、「選ばれる佐野市」へ向けた仕組みづくりを、まちづくりの基本理念として位置付け、また、人とのつながりをまちづくりの中心に置くこととしました。
加えて、施策横断的な取組として、「コンパクトシティ」、「SDGs」、「スマートシティ」を推進するものとしています。

中期基本計画の政策体系については、9月の記者会見においてご説明しておりますので、省略させていただきます。

「第2部各論」ですが、こちらは、7つの基本目標、18の政策、40の施策を項目ごとにまとめ、基本事業を位置付けたものとなります。
各施策においては、私が公約として掲げました「新たな観光回廊の創設」や「第2子以降保育料の無償化」、「高校3年生までの医療費の無料化」、「キャリア教育」などを含め、様々な取組を推進することで、本市の進化を図り、選ばれるまちをつくって行きたいと考えています。

この計画（案）について、パブリックコメントを、本日、12月1日(水曜日)から来年1月6日(木曜日)まで実施します。市民の皆様から多くのご意見をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
なお、計画（案）の本書については、市のホームページ、市政情報の広報・広聴にありますパブリックコメント欄に掲載しています。

第2次佐野市総合計画中期基本計画(案)【概要版】 (PDFファイル: 308.8KB)

（3）ふるさと納税の状況について

ふるさと納税による本市への寄付は、令和3年11月28日現在、3万2,515件、金額は3億5,287万6,454円となりました。

例年12月が、寄付の件数、金額ともに最も多くなりますので、今年度の寄付額は約11億円に達するものと見込んでいます。

令和3年度当初予算では、ふるさと納税による寄付の歳入を1億円としておりましたので、この増額分については、市議会12月定例会に補正予算を計上します。

令和2年度の寄付の実績は、7,135万6,955円でありましたので、本市へのふるさと納税を飛躍的に推進することができたわけであります。
寄付の件数および金額が大きく増加した理由ですが、ふるさと納税のポータルサイトを昨年11月に1社から4社に増設したこと、返礼品を今年度に約100品目増やし、約220品目にすることができたこと、今年度追加した返礼品がポータルサイトの総合ランキングの上位に掲載されたことが、主な要因であると考えています。

今後も返礼品を充実させ、本市の事業所、また商品やサービスなどの魅力を全国に発信したいと考えています。

（4）新型コロナワクチン接種状況及び追加（3回目）接種について

本市の接種状況ですが、11月30日現在で、新型コロナウイルスワクチン接種実施計画で対象者とした12歳以上108,480人のうち、1回目の接種を受けた方は、94,200人で86.8パーセント、2回目の接種を完了した方は、93,376人で86.1パーセントです。11月末の2回目接種率は、実施計画で接種目標としている80パーセントを超える数字となっています。

次に、追加接種について、ご説明いたします。
2回目の接種が完了した18歳以上の方、約88,000人を対象とします。
接種券の発送ですが、12月に追加接種を開始する医療従事者には、すでに発送しています。
1月から接種が開始される高齢者施設入居者及び従事者には、12月中に各施設へ直接お渡しできるよう準備を進めています。
2月に接種対象となる高齢者の方については、予約開始の2週間前までにお手元に届くよう、1月11日より、順次発送します。

次に、接種開始時期ですが、12月より医療従事者、1月より高齢者施設入居者及び従事者の接種を実施し、2月中旬以降は、高齢者、基礎疾患のある方へと接種を進めていきます。

最後に、接種体制につきましては、今まで同様に、個別接種及び集団接種にて実施できるよう整えています。
集団接種会場ですが、イオンタウン佐野会場と田沼中央公民館会場の2か所で実施を予定しておりますので、よろしくお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先: 総合政策部広報ブランド推進課広報・地域連携係

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