市長の記者会見【令和5年1月6日の案件】

(1)「天明鋳物発見!体験!フェア」について

天明鋳物については、現在、地域団体商標登録と生産用具の国重要文化財指定という2つの大きな目標を掲げ取り組んでいます。どちらの取り組みも登録や指定を受けるためには地域ぐるみでの気運の盛り上がりと、様々な地域資源と連携して相互に磨き上げ、地域全体で進化していけるようにすることが求められています。

そこで、市内の鋳物事業者4軒、並びに商工会議所と市で構成する「佐野市天明鋳物振興協議会」が中心となり、作品の展示と作品や鋳物文化を活用した体験ができるイベントを開催することになりました。

このイベントは、2018年に開催した「天明鋳物と佐野の手仕事フェア」が好評につき、再度の開催を求める市民の希望に応える意味もあり、会場も前回同様に「道の駅どまんなかたぬま」として、広く市内外の方々にご紹介する機会にしたいと考えています。

イベントの内容は、4軒の鋳物事業者による作品展示と制作ワークショップの実施。その他、天命鋳物伝承保存会や佐藤の会、中山間地域おこし協力隊の活動を紹介する展示や、茶釜や鉄瓶、花瓶、皿などの鋳物製品を使った茶道やフラワーアレンジメント、コーヒーや甘茶の試飲会などのワークショップを実施します。さらに、江戸に移り住んだ天明鋳物師にゆかりがあり、「天明」姓を名乗る、講談師で俳優の天明留理子さんによる、佐野にちなんだ講談「鉢の木物語」の公演も企画しています。

このように、様々な視点から天明鋳物を紹介し、天明鋳物を身近に感じて日常に取り入れるヒントになるようなイベントにしたいと考えています。

(2)佐野ふるさと特使の委嘱について

佐野ふるさと特使は、「市の魅力、実力、潜在力」などを、市内外に積極的にアピールし、イメージアップを図っていただく役割をお願いするもので、本市の魅力発信を担う強力なサポーターともいえる方々です。

今回、新たな佐野ふるさと特使として、本市出身の書道家である「さおり」さんに、1月6日付でご就任いただくことになりました。

さおりさんにおきましては、7歳ではじめて筆を持ち、書道の道に進まれ、現在、書道家としてご活躍されています。平成31年3月から、「とちぎ未来大使」に就任されており、これまで、日本遺産足利学校内や、東京スカイツリーで史上初となる書道パフォーマンスを行い、また、海外留学経験を生かした「外国人向け書道体験」を開催するなど、国内のみならず海外へ書道を広めるための活動もされています。

さおりさんが、佐野ふるさと特使に就任していただけることは、本市の魅力発信の更なる強化を図ることができるものと大いに期待しています。

書道家さおりさんの画像
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更新日:2023年01月06日