市長の記者会見【令和5年4月4日の案件】

シニア世代の地域デビューに関する基本理念、その他の基本となる事項を定めた「佐野市シニア地域デビュー条例」が令和5年3月24日に公布され、令和5年7月1日より施行されます。

本条例は「人生100年時代」を迎え、シニア世代が生涯にわたって元気に活躍し続けるためには、それぞれの実情に応じて社会とのつながりを様々な形で持ち続けていくことが大切であると考え、シニア世代の「地域デビュー」を推進し、シニア世代が生きがいを持って地域で生き生きと生活できる社会を実現するため、制定したものです。

シニア世代の持つ経験や能力を生かした活動や趣味の活動などを通し、それぞれの実情に応じて社会とのつながりを持ち続けられるようにするために、市民や町会などの団体、事業所、関係機関と連携し、協力をいただきながら地域デビューのきっかけづくりやシニア世代の仲間づくり地域デビューの機会を提供するために必要な支援をおこないます。

今後、本条例の周知チラシを市民の皆さまに配布させていただくなど、条例への理解と関心を深めていただくための周知活動を実施し、市民の皆さまや関係団体等と連携を図り、シニア世代の地域デビューを支援していきます。

健康づくりの推進に関する基本理念、その他の基本となる事項を定めた「佐野市健康長寿推進条例」が令和5年3月24日に公布され、令和5年7月1日より施行されます。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大等を背景に健康への意識や生活が変化している中、市民の皆さんの健康寿命の延伸のためには予防や健康づくりの充実の重要性が増していると考えています。

そのため、本市では、本条例に基づき「健康長寿の実現」に向けて、これまでの行政主導型の健康づくりの場や個人個人独自の活動だけではなく、町会などの団体活動や市民の皆さんの活動が主体性を発揮できるよう取り組みます。

さらに健康づくりの輪を広げていくため、健康づくりのための周知、啓発や市と連携した健康づくり事業の開催など、市と協働いただける協力企業や団体などを募集しています。

本条例の周知チラシについては、すでに広報さの4月号と一緒にチラシを全戸配布しており、市ホームページ等でも情報発信をおこなっています。

市民の皆さまに、本条例の理念をご理解いただき、一人ひとりが主体的に行う健康づくりをみんなで支え合い、共に健康長寿を目指していきたいと考えています。

市が毎月発行している広報紙「広報さの」を、令和5年4月号よりリニューアルしました。

本市の広報紙に関しては、閲読率が年々低下傾向にあること、読者が高年齢層に偏っていることなどが課題となっていました。そのため、20代・30代の若者世代の読者を獲得できるよう、紙面のデザインを大幅に変更いたしました。

広報紙のリニューアルにあたっては、副業として自治体業務のアドバイスをしていただく複業人材を活用し、紙面の構成やデザインなど細部にわたりアドバイスをいただきながら、何度も修正を加えることで、よりよいものに仕上げることができました。

リニューアル後の変更点としては、市の情報を視覚的にわかりやすく伝えるため、紙面を全面フルカラーにしました。また、市政情報のみを掲載するだけではなく、広報紙を読み物として充実させるため、年4回の特集を組み、読者の興味を引く内容を掲載します。紙面の構成については、「スポーツ」や「子育て」「健康」などの情報をカテゴリ分けして掲載することで、欲しい情報がより探しやすいレイアウトに変更しています。

最後に、表紙の「ロゴマーク」については、若い人にも手に取ってもらいたいとの思いから本市の魅力を若い人にも知ってほしいと活動する「高校生プロジェクト」に参加する学生に原案を考えていただき、新しいロゴマークが完成しました。

広報紙のリニューアルを機に紙面の内容を充実させ、市政情報をわかりやすく伝えるとともに、本市の魅力が伝わる情報も市民に発信していきたいと考えています。