佐野市立中学校・義務教育学校の部活動地域展開について

佐野市では、国の実証事業の指定を受け、令和3年度から部活動の地域移行・地域展開に取り組んでいます。
令和3・4年度は、田沼東中学校を拠点校に指定し、休日の部活動の約半分をNPO法人たぬまアスレチッククラブが運営する地域部活動(令和5年度以降は「地域クラブ活動」)と名称変更)として実施しました。
そして、令和6(2024)年には、国(スポーツ庁・文化庁)から示された「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」等の内容を踏まえ、佐野市部活動地域移行推進協議会における検討を経て、「部活動地域移行推進計画《佐野モデル》」を策定し、部活動地域移行の取組を拡大させ、昨年(令和7年)9月からは市立全中学校・義務教育学校の全部活動を対象に、休日の活動の半分を地域クラブ活動として実施しております。

部活動地域移行推進計画《佐野モデル》に基づく実践

今年度もNPO法人たぬまアスレチッククラブの運営の下、以下のとおり地域クラブ活動を実施しております。
〇78の部活動が、地域展開休日月2回地域クラブとして活動
〇参加生徒者は、約1,700名 〇指導者は約100名

実践例を紹介します

全校一斉実施型
〇陸上競技
市立全8校の陸上競技部が月2回清酒開華スタジアム(佐野市運動公園陸上競技場)で、一斉に地域クラブ活動として活動しております。
短距離や長距離など種目ごとに分かれ専門的な指導を受けています。陸上競技イメージ画像
〇サッカー
サッカー部が設置されている市立6校がコンチネンタルホームフィード(佐野市運動公園第1多目的球場)やハートフル保険フィールド(佐野市運動公園第2多目的球場)などで全校一斉に活動しております。
部員数が少なく合同チームで大会に参加する学校もありますが、全校一斉に実施することで、充実した活動ができています。サッカーイメージ画像

 複数校合同実施型
平日は学校ごとに活動しながら、休日の地域クラブ活動は複数校が合同となる活動です。
下の写真は田沼東中学校とあそ野学園義務教育学校が合同で活動しているバレーボール(女子)の様子です。2校合同で活動することで一定数の部員を確保することができるため、質の高い練習やチーム練習ができます。
なお、中学校体育連盟主催の各大会については、学校ごとに参加しています。

バレーボールイメージ画像

単独校実施型
部員数が適正な規模で維持できていたり、使用する用具の関係などから、合同での実施が難しい種目では、平日は部活動、休日(現段階では月2回)は地域クラブ活動として実施しています。
下は、北中学校吹奏楽部の活動の様子です
吹奏楽部イメージ画像

 

佐野市の部活動改革は部活動展開推進計画《佐野モデル2》により進化

令和3年度から取り組んでいる佐野市の部活動改革は、昨年(令和7年)12月に国が示した「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」の内容を踏まえ、「部活動地域展開推進計画《佐野モデル2》」(以下、《佐野モデル2》)に基づき、より進化した取組が始まります。
なお、《佐野モデル2》は現在、パブリックコメント募集中で、今後変更になる場合があります。
佐野モデル2の表記について

《佐野モデル2》とは

表紙

昨年(令和7年)12月に文部科学省から「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」が示されました。
これを受け、これまでの「部活動地域移行推進計画《佐野モデル》」に続く新たな計画として策定するのが「部活動地域展開推進計画《佐野モデル2》」です。
本市における部活動改革の成果と課題を整理するとともに、新たな国のガイドラインの内容を踏まえ、本市が部活動地域展開により整備する認定地域クラブ活動の在り方を示すとともに、運営や活動内容、今後のスケジュールなどをまとめました。

右は《佐野モデル2》表紙です。
イラストは生徒作品です。

《佐野モデル2》策定の目的

 第一の目的は生徒の活動機会の確保

《佐野モデル2》は、少子化が進む中にあっても、将来にわたり、佐野市のすべての子供たちが、主体的かつ継続的にスポーツ・文化芸術活動に親しむことができるようにすることを目的とします。
そのため、学校部活動の地域展開等により、障がいのある生徒や運動や文化芸術活動が得意でない生徒を含め、すべての生徒がそれぞれの希望に応じて多種多様な活動に参加できる環境を整備します。

学校における働き方改革の推進

また、学校部活動の地域展開等により、部活動指導に係る教職員の負担を軽減し、本来の教職員としての業務へ専念できるようにして、学校教育の質の向上にも資する学校における働き方改革を推進します。

地域のスポーツ・文化芸術活動の活性化

さらには、学校部活動の地域展開等に様々な世代を巻き込んだ取組を通して、地域のスポーツ・文化芸術活動を活性化させ、あらゆる世代の市民がスポーツ・文化芸術活動を暮らしに取り込み、豊かで文化的かつ健康的な生活を促進させることも目指します。

《佐野モデル2》の目標(案)

将来にわたって佐野市の子供たちが、継続的にスポーツ・文化芸術活動に親しむことができるようにするため、目標を次のとおり定めます。

基本目標について
<基本目標>
学校と地域が連携・協働して、生徒が主体的に多様なスポーツ・文化芸術活動に親しむことができる機会の確保・充実を図ります。
活動目標について
<活動目標>
休日の学校部活動の地域展開

佐野市立中学校・義務教育学校(後期課程)の休日に活動している部活動は、令和10年度中(注意)に、すべて地域クラブ活動に展開します。
(注意)実施可能な部活動については、令和10年度の期限を待たずにすべての休日を地域クラブ活動に展開します。

平日の学校部活動の地域展開

実施可能な部活動は、地域クラブ活動に展開します。
(注意)令和11年度以降、国の改革実行期間(前期)後の中間評価の段階で改めて策定される取組方針に基づき、地域展開を推進します。

生徒のニーズに応じた活動の整備 すべての生徒がそれぞれの希望に応じて、多種多様な体験ができる体制を整備します。

《佐野モデル2》の計画期間(案)

令和8年度~令和10年度を前期、令和11年度~令和13年度を後期として、令和10年度末に中間評価を行い、必要により《佐野モデル2.》の見直しを行います。
計画期間について(表)

《佐野モデル2》の特色

《佐野モデル2》の取組の特色について説明します。

【特色1】休日の部活動はすべて地域クラブ活動に展開

学校部活動の地域展開を順次進め、令和10年度中に、休日に活動している学校部活動はすべて地域クラブ活動に展開します。
なお、平日については、地域クラブ活動の運営体制の整備や指導者の確保など困難な課題があるため、可能な学校部活動のみ地域展開することとします。
まずは、休日の地域展開を確実に進め、平日は学校部活動が存続することを踏まえ、学校部活動との適切な連携により活動の充実を図る計画です。

○認定地域クラブ活動と学校部活動は連携して活動
認定地域クラブ活動と連携する学校部活動の間で、活動方針、活動状況、スケジュール等の共通理解を図るとともに、参加する生徒の活動状況の共有を図り、学校を含めた地域全体で生徒の望ましい成長を保障します。
生徒の一週間の活動イメージ

【特色2】どの生徒も自分の希望する種目の活動に参加できるようにします

学校部活動と地域クラブ活動の連携を踏まえ、生徒が参加できる地域クラブ活動は、自身が参加する学校部活動と連携する地域クラブ活動が原則となります。
しかし、設置されている部活動の種目数には学校により差があり、自身の学校に希望する種目の部活動がない場合があります。そのため、希望する種目の認定地域クラブ活動にも参加できないことになります。
そこで《佐野モデル2》では、拠点校部活動(注意)の制度を整備し、平日の学校部活動と休日の地域クラブ活動共に生徒が希望する種目の活動を選択できるようにします。
具体例イメージ

【特色3】中学校区等に基づき認定地域クラブ活動を整備します

「地域の子供たちは、学校を含めた地域で育てる」との考えの下、《佐野モデル2.》では、中学校区等に基づき生徒が参加できる地域クラブ活動(個別の活動種目)を定めます。(認定地域クラブ活動のエリア指定)
また、学校部活動と地域クラブ活動の連携を踏まえ、学校部活動の枠組みを基本に、複数校の合同実施型、全校一斉実施型の枠組みにより、適切な活動規模を確保します。
そして生徒は、自身が参加する学校部活動と連携する地域クラブ活動への参加を原則とします。
なお、参加生徒の減少などを踏まえ、複数校の生徒が合同で参加する地域クラブ活動の整備を進める考えですが、具体的な枠組みについては、地域及び学校等の関係者の皆様からご意見を伺いながら、今年度中に定める考えです。

拠点校部活動制度について

拠点校部活動

拠点校部活動は、生徒が通学する中学校・義務教育学校に希望する部活動がない場合に、希望する部活動がある中学校・義務教育学校が当該生徒を受け入れる制度です。
つまり、生徒が選択できる部活動の種目に他校の部活動も加わるというものです。
拠点校部活動で活動する生徒は、在籍校で授業を受け、部活動のみ拠点校で活動します。
《佐野モデル2》の計画期間内においても、学校部活動と地域クラブ活動が併存することから、平日も含め他校の部活動に参加できるようにする制度です。
 

拠点校部活動制度の目的

スポーツ・文化芸術活動における生徒の多様なニーズに応え、どの学校に通う生徒も希望する部活動に参加できるようにすることが目的で、勝利至上主義を目的とするものではありません。

拠点校部活動に参加できる生徒の条件

以下の2つの条件を満たす場合、拠点校部活動の制度を利用できます。

  • 在籍校に希望する部活動が設置されていない場合、又は募集停止中であること。
  • 在籍校から拠点校への移動方法は、学校間で適した移動手段(保護者等の送迎、市内路線バス、自転車等)を用いること。なお、移動費用は自己負担とします。

なお、拠点校部活動の制度は佐野市立中学校・義務教育学校(後期課程)が対象です。
県立中学校及び中等教育学校は対象外となります。

パブコメ意見募集チラシ

佐野市立学校部活動地域展開通信

佐野市教育委員会では、部活動地域展開についての理解促進のため、リーフレットを発行しています。
今年度発行したリーフレットを紹介します。

佐野市立学校部活動地域展開通信 No.1(PDFファイル:801.9KB)
佐野市立学校部活動地域展開通信 No.2(PDFファイル:746.8KB)
佐野市立学校部活動地域展開通信 No.3(PDFファイル:632.4KB)
佐野市立学校部活動地域展開通信 No.4(PDFファイル:701KB)

この記事に関するお問い合わせ先
教育部教育総務課

〒327-8501
栃木県佐野市高砂町1
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更新日:2026年10月30日