ベトナム(ベトナム社会主義共和国)

ベトナム社会主義共和国は、東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和国。ASEAN加盟国。 国土は南北に細長く、北は中華人民共和国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接する。東は南シナ海南に面し、フィリピンと相対する。

享和2年に現代とほぼ変わらない領土でベトナムを統一した人物は、阮朝の創始者の阮福暎(嘉隆帝)である。享和4年には清の嘉慶帝から越南国王に封ぜられ、「越南」を正式の国号とした。阮朝は最初清に「南越」の号を求めたが、嘉慶帝は「越南」という国号を与えた。「南越」という国号に阮朝の領土的野心を警戒したという見方もある。

昭和51年6月24日、ベトナム戦争後初の南北統一国会(第6期国会第1回会議)が招集され、7月2日の国会決議により現在の国名が決定された。平成25年の憲法改正時に、「ベトナム社会主義共和国」の国名を、昭和20年のベトナム八月革命によって独立した時の国名「ベトナム民主共和国」に改める動きが報じられたが、改正案から国名変更部分は除外され、変更はされなかった。

ベトナムの国旗

国旗

ベトナムの位置を示した地図

地図

公用語

ベトナム語

首都

ハノイ

最大の都市

ホーチミン市

面積

世界第64位
総計331,200平方キロメートル(平成28年)

人口

世界第12位
総計(平成25年)97,200,000人
人口密度 1平方キロメートルあたり253人

GDP(PPP)

合計(平成25年)3,598億ドル
1人当り4,012ドル

通貨

ドン(VND)

ピックアップ

近年の日越関係

日越両国の関係は「緩やかな同盟関係」と評されている。査証に関しては、平成17年5月1日、相互免除に関する口上書を締結し、公用訪日者や短期訪越者は査証が免除されている。平成27年1月にベトナム側の入管法改正により一旦再入国や滞在期限延長に関する規制が強化されたが、平成28年1月にはある程度の緩和が実施され、良好に査証が免除されている関係である。

デルタ地帯

5月から11月にかけて、インド洋を渡ってやってくるモンスーン(季節風)が東南アジア大陸に大量の雨を降り注ぎ、山の土が崩れ、川に流れ込み、河川のいたるところで堆積し、河口では大きなデルタを形成する。このデルタは比較的低平なので水田耕作などに適し、穀倉地帯となっていることが多い。北部の紅河デルタや南部のメコンデルタが、重要な穀倉地帯になっている。コメ生産は北部の紅河デルタでは二期作、南部のメコンデルタでは三期作である。

ハロン湾

珍しい彫刻作品のような島がの間を漁船が通り抜けるハロン湾の写真

ハロン湾

彫刻作品のような島々の景観は、太陽の位置によって輝きが変化し、雨や霧によってまた趣のある雰囲気を醸し出す。地質学的には北は桂林(中国広西チワン族自治区)から、南はニンビンまでの広大な石灰岩台地の一角である。石灰岩台地が沈降し、侵食作用が進んで、現在の姿となった。
平成6年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録。
ユネスコが支援するフランスのNGO世界で最も美しい湾クラブにも加盟している。

スポーツ

ベトナム生まれの総合武術「ボビナム」(Vovinam)が国技であるが、ほかにも国技的と言えるほどの人気なスポーツはプロリーグもあるサッカーや、伝統的スポーツ「ダーカウ」なども深く浸透している。他にもベトナム相撲と呼ばれる「ヴァット」がある。
昭和27年のヘルシンキ大会以来、夏季オリンピックに選手団を送っており、過去、射撃、テコンドー、重量挙げでメダルを獲得している。

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更新日:2019年12月02日