小中学校の洋式トイレ化について

質問

佐野市の小中学校の洋式トイレ化はいつまでにどの程度行う予定があるか詳細をお教えください。

先日参加しましました、男女参画ネットワークさの「市長との懇談会における要望事項について(回答)」でも同じ質問をさせていただき、下記回答をいただきました。「佐野市の公立小中学校における平成28年4月1日現在の洋式化率は29.9%、栃木県が38.4%全国はもとより、県内でも低い位置にあり、トイレの洋式かを図っていきたいと考えております(要約)」との回答をいただきました。

文部科学省、平成28年11月10日「公立小中学校施設のトイレの状況調査の結果について」においても、公立小中学校の洋便器数は全体の43・3%、トイレ整備に対する教育委員会の方針でも洋便器を多く設置する方針の学校設置者が全体の85%とありました。

現在、自宅、スーパー、公園でもほとんど洋式トイレです。小学校へ入学するためにわざわざ和式トイレに練習させる場所もなかなかありません。小学校のトイレは洋式が一か所に一つしかなく(和式3に洋式1)、いつも混んでいること、また佐野市の小学校は古いところが多く、トイレが臭う、汚いといって、できるだけ学校でのトイレに行きたくないと子供たちも言います。子供たちにとっては毎日のことですので、今後、改善する予定はあるのか、いつまでに計画なのかをお伺いしたいです。

回答

ご指摘のとおり、市内小中学校トイレの洋式化率は県内でも低い水準にあり、また校舎自体も35校中31校が築30年をこえるなど、施設、設備の老朽化がたいへん重要な課題となっております。現在までのところ、和式トイレの故障や破損、また身体面において配慮が必要な児童生徒に対応するためのバリアフリー改修時にあわせ、順次洋式化を行っております。

しかしながら、トイレ洋式化の課題として、洋式便器に取り替えるためには、個室スペースを広く取りなおす必要がある場合があり、あわせて扉の改修(内開きから外開きに)を行う必要があるなど、トイレの面積が限られる中で、個室の数自体を減らさなければ全て洋式化することが困難なケースがございます。また、校舎の老朽化が著しい学校につきましては、計画的に長寿命化改修を行っていく必要があり、その際には「骨組み」の状態まで取り壊しを行わなければならない場合があることから、抜本的なトイレ洋式化改修を先行して行うことが難しいケースも考えられます。

全国的な方針として、令和2年度を目途に「学校施設の長寿命化計画(個別計画)」を各市町村において策定することになっておりますが、佐野市におきましても、こうした学校施設に関する現状を踏まえ、校舎、体育館など施設全体の老朽化対策を進めていくなかで、トイレをはじめとした諸設備についても計画の中に位置づけ、整備を進めてまいりたいと考えております。

(平成29年12月)

(注意)掲載している回答は、ご意見をいただいたものに回答した時点でのものです。制度改正などにより、現在の状況と異なることがありますので、予めご了承ください。

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更新日:2019年12月02日