特別支援学校分校設置要望のその後について

質問

平成25年9月に旧田沼高校跡地への特別支援学校整備について一言、投稿した者です。

回答では、市では旧田沼高校跡地含め、県に対し積極的に特別支援学校設置に向けて今後も要望してゆくと前向きな回答をいただきました。

その後、佐野市議会でも平成26年、平成27年に特別支援学校設置に向けた質問がなされました。その際の回答も同様でした。平成27年には、市選出県議が県議会でも質問していただきました。

県でも佐野市で特別支援学校誘致の声がある旨理解されたと思います。そこで、ご質問させていただきます。その後、佐野市としては、県に対しどのように要望をなされどのような回答が得られているのでしょうか。

佐野市でも児童生徒の減少が進む中、特別な支援を要する児童生徒は増えていると思います。こうした支援が必要な児童生徒は足利市まで通学せねばなりません。

通学の送迎は、父兄の就労を制限することも多く、何より片道1時間以上のバス通学も余儀なくされる児童生徒の負担も大きいです。

統廃合による空き校舎の有効活用も視野に、是非とも佐野市に特別支援学校を誘致し、児童生徒の通学への負担軽減と父兄の就労制限を軽減していただきたいと切にお願いします。

回答

日頃より佐野市の行政にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。

本市としましては、「安足地区には県立の特別支援学校が2校あるが、いずれも足利市内にあり、本市からの通学・送迎等に時間がかかるなど課題がある。

市内にその分校が設置できれば、児童生徒及び保護者にとって通学の負担が軽減される。特別支援学校が設置されていない本市への分校の設置を検討していただきたい。」旨の要望を繰り返ししてまいりました。

今回も設置の可能性につきまして、県教育委員会に確認をしたところ、県教育委員会としては、「現在、障がい種別や児童生徒数、地域のバランスなどを考慮して、特別支援学校を設置しているところである。今後も、地域の小中学校等の特別支援教育推進の状況の把握に努めるとともに、特別支援学校の児童生徒数の推移などを見ながら、特別支援学校のあり方について検討していく。」との回答を得ました。

よって、現時点では、佐野市内に分校を含めた特別支援学校の設置につきましては、たいへん難しい状況でございます。しかしながら、長距離通学による児童生徒への負担の軽減と、保護者送迎による就労制限は大きな課題でありますので、障がいのある児童生徒が地域の学校で教育が受けられるよう、県へ働きかけてまいります。

(平成29年8月)

(注意)掲載している回答は、ご意見をいただいたものに回答した時点でのものです。制度改正などにより、現在の状況と異なることがありますので、予めご了承ください。

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更新日:2019年12月02日