クリケットについて

質問

クリケットのまち佐野市。と、言っていますが…小、中、高校に部活が見当たりません。何故ですか?競技人口を増やしていく予定はないのでしょか?幼稚園にも、サッカークラブはありますが、クリケットクラブがありません。佐野市をあげて推進しているのではないのでしょうか?

スポーツ立市というのであれば、まずは推しているスポーツを広めてはどうでしょうか?クリケット協会も立ち上げてから10年以上経ってますよね??億単位のお金をかけてクリケット場を作っているのに、競技人口が増えていないのは、とても悲しいと思います。

是非、幼稚園のうちからクリケットができる環境を作って下さい。

またジュニアクラブの月謝も、競技人口が増えるまでは市が出すくらいの勢いで進めて欲しいです。太田市では、太田市主催でラグビーが年間で5千円、サッカーは月千円なのだそうです。市で推しているスポーツは、そのくらい援助があってもいいと思います。

回答

これまで、日本クリケット協会が各学校に指導者を派遣し、体験会等を実施しております。

その中で、クラブ活動、部活動としての取り組んでいただけるよう協力を依頼してまいりました。ただ、各学校ともに児童・生徒の減少から、これまであった部活動もなくなるなどさまざまな事情もあり、クリケット部設置については非常に厳しいのが実情です。

そのような中ですが、現在のところ、界小に部活動が、佐野日大中等教育学校に同好会が設置されております。正式な部活動でないチームを含めると、市内に小学生チームが10チームほど大会に参加しております。正式な学校チームが増えるように、今後もクリケット協会と連携を図り、学校などへの働きかけを継続して行ってまいりたいと考えております。

また、各スポーツの競技人口を増やすことは、各競技団体が主体的に行うことと考えております。とは言え、「クリケットのまち佐野市」ということで、市としては、まずクリケットに触れる機会の提供からということで、毎年イギリスの有名クリケットチーム等から選手を招へいし、市内小中学校等での体験会を実施しております。平成29年度も実施し、約1200人の方がクリケットを体験していただきました。また、市内小学生の大会(佐野市長杯クリケットブラスト)が開催され、10チーム程度が参加し熱戦が繰り広げられたり、佐野社会人リーグも開幕し、佐野市内の企業等の5チームが試合を行っているところです。

このように、少しずつではありますが、市内におけるクリケット人口は増加してきております。

クリケットクラブについては、日本クリケット協会が実施する小学生以上を対象にしたクリケットプログラム「クリケットブラスト」が実施されております。中学生以上の方には、U15クラスや一般男子のチームも活動しており、クリケット協会を通じて各人にあったクラブを紹介してもらえるようです。

また、クリケットができる環境について、特にハード面においては、現在栃本町の旧田沼高校跡地を活用し新たなクリケット場を整備しているほか、渡良瀬川の河川敷に4面ございます。このような施設整備をサポートすることで、2017年には、7000人以上がクリケットを目的に佐野市を訪問し、宿泊数も約2000泊と増加してきておりますので、クリケットのまちとしての効果が表れ始めていると感じております。

さらに、ソフト面での環境の面で言いますと、前述したとおり、競技自体の強化は、原則団体の役割であると考えておりますが、昨年からクリケットに関する事業が国の地方創生事業に採択され、市としてもクリケットを活用した各種取り組みを本格的にスタートする準備が整いました。

今後は、これまで以上に、クリケット協会との連携を強化しクリケットを普及させることが可能となりますので、佐野市としても交流人口の増加や地域経済への波及効果を最大限発揮できるものと考えております。スポーツの普及やまちづくりは時間がかかるものですが、今後さらに加速させていきたいと考えておりますので、是非、市民の皆さまにも、これまで以上にクリケットに積極的に触れ、応援していただけることを願っております。

太田市の事例は、一般財団法人太田スポーツ振興財団が運営する「おおたスポーツアカデミー」という総合型地域スポーツクラブの事例かと思われます。そのクラブが実施する各種スポーツ教室の受講料が年間5,000円や1,000円ということかと思われます。

総合型地域スポーツクラブについては、佐野市にも6つ設置され、それぞれ特徴のある取組が行われております。市としては、これらの総合型地域スポーツクラブが市の施設を使用する際の使用料を免除することで、各クラブにおける受講料負担の軽減に寄与し、そうすることで市民の方々が気軽にスポーツに触れる機会を提供しているところです。

ただし、現在のところ総合型地域スポーツクラブにおいて、クリケットを提供しているところはございません。クリケット協会においても、多くの方に競技に親しんでもらうことを目標としておりますが、スタッフも少なく、スタッフ以外に指導できる人材も育っていないことなどが理由と考えられます。

しかし、クリケットの指導者に関しては、市内学校の教員の自主的な活動によって、より多くの先生方や子供たちがクリケットの魅力や楽しさを味わうことができるよう、日本クリケット協会と共同で、初めての先生でも簡単にクリケットの授業を行うことができるような授業プランを研究し、その成果を冊子にまとめるなど、一定の成果も出てきております。

今後も、大人からこどもまで気軽にスポーツができる環境整備に努めてまいります。

(平成30年3月)

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更新日:2019年12月02日