学校プールにおける熱中症リスクと紫外線対策の対応について

質問

昨年度、小山市教委は、市内の全小中学校に「プールの水温と外気温を合わせて65度に達したら、活動を見直してほしい」と呼び掛けていると新聞記事で拝見しました。

「65度」は日本水泳連盟が示しているもので、屋外プールにおける熱中症リスクが高まる目安という。

佐野市は県内でも猛暑日が多い地域。佐野市としての対応や基準などはあるのか教えて欲しい。また、子供達の紫外線対策など、ラッシュガードの使用や日焼け止め使用について、対応や基準などあるのかも合わせて教えてほしい。

回答

ご指摘のとおり、記録的猛暑を受けた熱中症対策の一環として、プール使用についても、様々な実情から判断し、十分な配慮をする必要がございます。

昨年度におきましては、小山市の例を参考にして、プール活動を中止にした学校もございました。本市としましては、明確な上限の設定はしておりませんが、外気温や湿度、水温等を定期的に把握した上で、児童生徒の安全を最優先し、柔軟な対応を心がけるようにしております。

各学校におけるプール実施における熱中症予防のための具体的な対応策としては、下記のような対応が挙げられます。

  • 活動前に健康観察等を行い、体調のよくない児童生徒を把握する。
  • こまめに休息をとり、水分補給をする。
  • プールサイドに日陰となる部分を設ける。
  • 適宜シャワーを浴びさせる。
  • プール利用の開始時間を早める。
  • プール利用時間を短縮する。
  • プールサイド以外で休憩できる場所を設ける。
  • 保護者等の協力により、プール活動を監視する人数を増やす。
  • 活動中はバディを組んで、定期的に健康観察を行う。
  • 濾過器の逆洗時間や回数を多くするなど、水温にも配慮する。
  • 一定期間、プール使用を中止する。

また、紫外線対策としましては、市としての基準はございませんが、児童生徒の実態に応じて、個別の配慮が必要であると考えております。

児童生徒及び保護者との連携を密にし、ラッシュガード等の着用や日焼け止めの使用など、柔軟な対応をしていくことが大切であると考えております。

(令和元年6月)

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更新日:2019年12月02日