園児バス事故防止のため、クラクションを鳴らす経験をさせたい

質問

静岡県牧之原市における園児バス事故を見て、送迎バスを利用している保護者として不安になっております。可能であれば、各保育園・各幼稚園にて、保育時間に何かあったときの訓練として、バスのクラクションの鳴らし方を園児に経験させていただけないかと思い連絡いたしました。バスのクラクションを鳴らす経験はなかなかさせてあげられないので、1つの案として、考えていただけないでしょうか。

回答

市では、この痛ましい事案を受け、市内の各教育・保育施設あてに国の安全管理の徹底についての通知を送付し、次のとおりバスによる送迎に関する業務の点検・安全管理の徹底を周知したところです。

  • 園児の出欠状況の確認や職員間の情報共有の徹底をすること。
  • 登園時や散歩等の園外活動の前後や場面の切り替わりにおける、子どもの人数確認のダブルチェック体制の徹底をすること。
  • 送迎バス運行時には運転を担当する職員の他に、子どもの対応ができる職員を同乗させ、乗降時に座席や人数の確認をし、職員間で共有すること。

バスの事故を防ぐために、園児にバスのクラクションの鳴らし方を体験させてはどうかとのご提案ですが、クラクションを鳴らすことは、万一の場合に園児自身がSOSを出すために有効な方法の一つであると考えます。ただ、園の所有するバスの形状は様々であるため、園児の座席から運転席に安全に移動できない構造である場合も考えられますので、各園の状況より慎重に検討したいと考えております。

また今後、国からの再発防止に向けて具体的な緊急対応策が示される予定であるため、その内容も踏まえて、引き続き各園に対して、安全管理の徹底を指導してまいります。

(令和4年9月)

(注意)掲載している回答は、ご意見をいただいたものに回答した時点でのものです。制度改正などにより、現在の状況と異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

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更新日:2022年10月07日