中学生の職場体験が学校によって実施されないのはなぜ

質問

栃木県の「令和5年度における職場体験の実施予定調査について」を拝見しました。子どもの通う学校は、実施予定がありませんでした。文科省の中学校職場体験ガイドにも「公立中学校の約90パーセントで職場体験が実施されている」とありました。中学2年になったら、中学校職場体験があると思って子どもたちも楽しみにしていたので、がっかりしています。

職業体験が行えない場合、職業体験講話などになるのでしょうか。今年度、実施予定はあるのでしょうか。体験実施がない学年は、実施しないまま中学卒業となるのでしょうか。実施する学校としない学校はどのように決まるのでしょうか。事前指導や計画や受入先の調整は大変だと思いますが、教えていただけると助かります。

回答

中学生の職業体験についてですが、実施の有無や活動内容の計画は、各学校が決定しています。特に、職業体験の実施は、体験する事業所の確保が必要であり、それは地域や事業所の実情により異なっているため、学校はそれらの状況も考慮して実施の可否を検討しています。ここ3年間はコロナ禍で多くの学校において実施できない状況にあり、職業講話等の代替の活動を実施し中学校を卒業した学年もございました。

該当の学校におきましても、実施の有無は学校の判断により決定しております。代替の活動といたしましては「生徒が自らの生き方を考え、将来の進路を主体的に選択する能力や態度、それを実現するために必要な能力を身に付けようとする姿勢を育成する」というキャリア教育の目標をより体系的、効果的に実現するために、講話のみに留まらず、体験を中心に創意工夫した活動を計画しているとのことです。今後の予定、また詳細につきましては、お手数をおかけいたしますが、直接学校にお問い合わせいただければと思います。

(令和5年5月)

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更新日:2023年06月07日