猛暑日に小学生をバスで送迎してほしい

質問

近年、夏場の猛暑日が多く、小学生の登下校にも保護者は不安を抱えているところです。特に、低学年の下校は一日のうちでも最も気温が高い時間帯と重なっています。小学校から学童等へのバスが運行されるケースもありますが、利用できていないケースもあり、子育てや子どもの教育を大切にする佐野市として何らかの対策を講じていただけませんか。子どもの健康・安全が守られる環境が実現すれば、佐野市の取組のPRにもつながると思います。

回答

猛暑時の下校にバスを運行することにつきまして、慎重に検討させていただきました。

現在、本市におきましては、小中学校の再編を契機に遠距離通学となった児童生徒(植野小(船津川地区)、あそ野学園・葛生義務教育学校(概ね2キロ以上)の約450人が利用しております。本市の児童生徒総数は、24校で約7800人、運転手も含めたバス本体、乗降場所なども含め運行には、様々な手配が必要となります。結論からすると、限られた予算を最大限に活用しながら、様々な教育活動や関連事業にリソースを割当てる必要がありますが、下校のために特別にバスを運行するのは難しい現状です。

しかしながら、災害級の猛暑の中での小学校低学年児童の下校につきまして、保護者の皆様が大きな不安を抱えていらっしゃることは、当然認識しているところであり、教育委員会としましては、児童生徒に猛暑時の下校においても、児童生徒が適切な対策として、自身の体調管理や危険回避をとれるよう指導を学校に促しております。

学校では、児童生徒たちに対して、適切な服装、日傘、冷感マフラーの使用や、水分補給や休憩の取り方などについて指導しています。また、下校を見守っていただいている、保護者・地域の方々にも、ご自宅での十分な水分補給や休息の確保、児童生徒たちへのサポートをお願いし、安全な下校を実現させているところであります。

教育委員会としましては、引き続き学校と保護者・地域の方々との適切な連携を図り、児童生徒の健康と安全を最優先に考え、登下校の安全・安心を図ってまいります。

(令和5年7月)

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更新日:2023年08月04日