アウトレット東側の土地を活用しないのはもったいない

質問

買い物でよく佐野プレミアムアウトレットを利用します。その際、東側の小さな川を隔てた広大な休耕地をなぜ活用しないのか不思議に思います。昨今はアウトレットも各地にオープンし、別段珍しいものではなくなりました。そんな中でも多くのお客さんを他県や海外からも呼び込んでいるのはモールと一体化した複合施設の存在です。

他県では、温泉施設、プール、遊園地、ミュージアムなど魅力的な複合施設があり、とてもにぎわっていました。せっかく願ってもないような用地が隣にあるのに活用しないのはとてももったいなく感じます。

回答

ご指摘にある佐野プレミアムアウトレットの東にある三杉川を挟んだ東側に広がる区域につきましては、国道50号及び東北道佐野藤岡ICに近接し、本市においても大変利便性の高い箇所となっております。当該地の開発につきましては、過去においても何度となく研究されてきた経過がありますが、開発の実現には至っていない状況であります。

当該地の歴史的な土地利用においては、かつて越名沼と呼ばれた沼地であったため、地盤が非常に軟弱であり、周囲と比較して地盤が低く、台風や大雨の際には頻繁に冠水する箇所でもあります。さらに、現在の土地利用としては、市街化調整区域内の農業振興地域内の農用地となっており、主に農地としての土地利用を行う区域として指定されております。

このような状況から、開発を行う場合には相当程度の地盤の嵩上げと軟弱地盤対策を実施する必要があるとともに、台風や大雨の際に頻繁に冠水している状況から、冠水対策として大型の遊水地等の整備が必要となり、莫大な事業費を費やすことが想定されます。また、当該地は農業振興地域内の農用地となっており、農地以外の土地利用を行うためには、国・県と協議を行う必要があり、土地改良事業が実施済みであることや50ヘクタールを超える広がりのある優良農地であることなどから、相当難航することが想定されます。

当該地については現段階において公共事業により開発を実施する計画や構想はありませんが、ご指摘のとおり、本市の区域の中で大変利便性の高い場所でありますので、今後とも引き続き開発の可能性を研究してまいりたいと考えております。

(令和7年5月)

(注意)掲載している回答は、ご意見をいただいたものに回答した時点でのものです。制度改正などにより、現在の状況と異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部広報ブランド推進課広報・地域連携係

〒327-8501
栃木県佐野市高砂町1
電話番号:0283-20-3037 ファクス番号:0283-21-5120
お問い合わせフォームはこちら

更新日:2025年06月04日