市長の記者会見【令和7年6月2日の案件】

令和2年3月末に閉校となりました旧下彦間小学校につきましては、令和2年8月に定めた「あそ野学園義務教育学校及び葛生義務教育学校の開校に伴う学校跡地の個別活用方針」により、跡地活用区分を「民間等施設としての活用」に位置づけ、民間事業者への売却等で施設の有効活用を図ることとしておりました。

公募型プロポーザル方式による募集の結果、地元の下彦間町に本社を構える「遠藤食品株式会社」様を契約候補者に特定し、令和6年11月25日に締結した基本協定書に基づき、地域説明会の開催や契約内容の協議、引き渡しに向けた調整等、売買契約に向けた準備を進めてまいりましたが、この度、令和7年5月23日に市有財産売買契約を締結したところでございます。

次に、跡地活用に向けた提案内容でございますが、校舎内に各種小売店や飲食店、ブックラウンジ、親子カフェ、アート展示室、コワーキングスペース等を設置するほか、体育館の一部にボルダリング施設を整備する等、複合施設としての活用が計画されており、下彦間地区の活性化や地域への貢献、地元雇用機会の創出等を図るものとなっています。

また、今後の予定でございますが、本年中に校舎内外の改修工事やグラウンド整備等に着手し、令和8年からは、ブックラウンジやアート展示室等の整備や、各種イベントの企画運営等を、順次開始する予定と伺っております。これらの跡地活用によりまして、今後の地域活性化に大きく寄与するものと期待しているところでございます。