のんびり南画さんぽ(2024年3月16日~5月12日)

更新日:2024年03月27日

のんびり南画さんぽバナー

展覧会情報

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、予告なく会期等が変更となる場合がございます。

開館状況等については、ご来館前にご確認ください。

のんびり南画(なんが)さんぽ

1.会場:佐野市立吉澤記念美術館

2.会期:

【前期】2024年3月16日(土曜日)~5月12日(日曜日)

【後期】2024年5月25日(土曜日)~7月7日(日曜日)

3.開館時間:午前9時30分~午後5時

4.休館日:毎週月曜日(4月29日、5月6日は開館)、祝日の翌日(3月21日、4月30日、5月7日)、展示替期間(5月13日~5月24日)

[県民の日]無料開館:2024年6月15日(土曜日)【栃木県民以外も無料観覧可】

5.観覧料:一般520円(470円)

  •  ( )内は20名以上の団体料金、
  • 障害者手帳等をお持ちの方とその介添者1名・大学生以下無料(要障害者手帳・学生証の掲示)
  • 団体以外は来館予約不要。混雑状況によっては入場制限を行う場合がございます。
  • 現金のみ
  • 本展は当初予定から上記のとおり会期を延長しました。

展覧会の概要

「のんびり」「さんぽ」をキーワードに、明治から昭和初期にかけての「南画」の魅力をご紹介する展覧会です。

「南画」は、中国の知識人=文人が余技的に描いた「文人画」の別称「南宋画」の日本における略称で、明治30年代から広く使われるようになりました。このジャンルでは、文人たちの「のんびり」した生活へのあこがれを反映し、自然景の中を散歩する人々を導線として鑑賞される「山水」が多く描かれました。この展覧会では、「1:江戸時代後期からの流れを継承する明治期の作品、2:今村紫紅(やまと絵)・小杉放菴(洋画)ら、他ジャンル出身の画家たちによる作品、3:小室翠雲ら1:の流れを継承する新しい世代の南画家たちの作品」というように、近代における「南画」の複雑でさまざまな様相を、受け手(コレクター)の視点から紹介します。その一方で、南画の持つのびやかな魅力の楽しみ方を、たのしく・やさしく・のんびりとご紹介します。

アバター(分身)と一緒に「さんぽ」しませんか?

分身と一緒に_矢野橋村
分身と一緒に_今村紫紅

本展では、絵のから切り出した人物を選んで「アバター(分身)」として一緒に絵を見ていただきます。気に入った絵の前にかざして、のんびり「さんぽ」してみましょう。なお、「アバター」は記念にお持ち帰りいただけます。

主な展示作品

・前期後期で大幅な展示替えを行います。

・後期展示作品は、現時点のリストに加え、数点の追加を予定しています。

・予告なく内容・展示作品等が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください

・表記がないものは当館所蔵

小杉放菴

児玉果亭《楳華書屋図》

明治31年(1898)

【前期展示】

小杉放菴

《楳華書屋図》(部分)

小杉放菴

矢野橋村《春江漁者図》

【前期展示】

小杉放菴

《春江漁者図》(部分)

今村紫紅

今村紫紅《唐人物》

大正時代

【前期展示】

今村紫紅

《唐人物》(部分)

荒木寛友

荒木寛友《上州妙義中獄真景図》

明治28年(1985)当館寄託

【前期展示】

荒木寛友

《上州妙義中獄真景図》(部分)

小室翠雲

小室翠雲《下浦漁游詩画巻》

昭和17年(1942)当館寄託

【前期展示】

小室翠雲

《下浦漁游詩画巻》(部分)

小杉放菴

小杉未醒(放菴)《瀧十図》より「閑牧」

大正15年(1926)

【前期展示】

小杉放菴

小杉未醒(放菴)《瀧十図》(部分)

小杉放菴

小杉未醒(放菴)《瀧十図》より「筧」

大正15年(1926)

【後期展示】

小杉放菴

《瀧十図》より「筧」(部分)

小杉放菴

石井林響《薄暮》

大正時代

【後期展示】

小杉放菴

《薄暮》(部分)

橋本関雪

橋本関雪《東坡先生游金山寺図》

大正5年(1916)

【後期展示】

橋本関雪

《東坡先生游金山寺図》(部分)

松林桂月

松林桂月《四季山水図》より「夏」

当館寄託

【後期展示、前期は別の幅を展示】

松林桂月

《四季山水図》(部分)

併催:吉澤コレクションの工芸

「中国へのあこがれ」 板谷波山ほか

会期中の催し物

「くずうフェスタ」特別開館

日時:2024年5月11日(土曜日)(予定)

・美術館各種催事

・関連催事:屋台・ステージほか(葛の里壱番館)

「県民の日」無料開館

日時:2024年6月15日(土曜日)【栃木県民以外も無料観覧可】

作品鑑賞会~当館学芸員とご一緒に~

日時:2024年3月16日(土曜日)、4月20日(土曜日)、5月11日(土曜日)、5月25日(土曜日)、6月15日(土曜日)

各日午後2時~(40分程度)

場所:美術館展示室(エントランス集合)

申込:当日先着順(15名)、要当日観覧券

ごいっしょに

足利市立美術館

開館30周年記念展コレクション展2024

PART1「南画 憧れた景色へのかけ橋―大山魯牛を中心に―

2024年4月20日(土曜日)~6月30日(日曜日)

足利市立美術館

小室翠雲門下で石川寒巌の盟友・大山魯牛(足利出身)など、近代南画をご覧いただける展覧会です!ぜひ当館の「のんびり南画さんぽ」とあわせてご覧ください。

なお、ご利用の際には半券ご提示で団体割引料金でご覧いただける「M割(ミュージアム割引)=栃木県博物館協会の共通割引制度」をご活用ください。

佐野市の文化施設等

この記事に関するお問い合わせ先

佐野市吉澤記念美術館

〒327-0501
栃木県佐野市葛生東1-14-30
電話番号:0283-86-2008 ファクス番号:0283-84-3655
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