松本哲男・塚原哲夫展

更新日:2019年10月11日

終了しました

特別企画展

松本哲男・塚原哲夫展

【前期】松本哲男を中心に【後期】塚原哲夫を中心に

【併催】吉澤コレクションの陶芸—板谷波山・島田文雄・田村耕一—

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塚原哲夫《聖堂》当館蔵

前期

平成25年12月7日(土曜日)〜平成26年2月11日(火曜日・祝日)

後期

平成26年2月15日(土曜日)〜4月13日(日曜日)

会期中の休館日

毎週月曜日(12月23日(月曜日・祝日)は開館)、12月24日(火曜日)、年末年始(12月29日〜1月3日)、展示替休館(2月12日(水曜日)〜14日(金曜日))

開館時間

午前9時30分〜午後5時

観覧料

一般500円(20名以上の団体は450円)
大学生以下・障害者手帳等をお持ちの方は観覧無料
(注意)学生証・障害者手帳等をご提示ください。

注意点

(注意)都合により会期・内容が変更となる場合があります。

解説

平成24年(2012)に相次いで亡くなった日本画家、松本哲男(11月15日逝去)・塚原哲夫(12月5日逝去)を追悼する展覧会です。会期を「前期/松本哲男を中心に」「後期/塚原哲夫を中心に」と2つに分け、ご遺族からのご寄贈品と当館所蔵品、また当館初公開の作品・素描などで構成します。(注意:前期も塚原哲夫の、後期も松本哲男の小品を数点ずつご覧いただけます)
昭和18年(1943)に佐野市で生まれた松本哲男は、県立佐野高等学校に学び、昭和43年に宇都宮大学教育学部美術科を卒業しました。翌年には再興第54回院展に初入選。以後院展を主な発表の場とし、今野忠一、郷倉千靭に師事、昭和58年院展同人推挙。国内外の雄大な自然や遺蹟を題材とするスケールの大きな作品を描きました。院展理事、文星芸術大学教授、東北芸術工科大学教授、同学長などを歴任。当館では平成18年(2006)に「松本哲男展」を開催しています。本展では、初〜中期の作品、「世界三大瀑布」シリーズ以降のテーマ「十大文明」、最後に取り組んでいた主題「富士」の作品・習作を紹介します。
一方、昭和8年(1933)に小山市で生まれた塚原哲夫は、昭和31年東京藝術大学日本画科卒業、サロン・ド・プランタン賞受賞、翌年日本画専修科を修了。美術団体に所属せず、画廊等での個展を発表の場としました。箔と岩絵具を層状に重ねる独特の手法で山岳・古建築・鳥などを描き、重厚で硬質な画風を築きました。画業の一方で高等学校・大学などで教鞭をとり、県立佐野高等学校にも赴任しています。昭和六十年栃木県文化功労者章受章。平成13〜16年文星芸術大学教授。当館では代表作を含む9点を所蔵し、平成20年に「塚原哲夫展」を開催しました。本展では、初期から最後の大作となった「弦楽四重奏」までをご覧いただきます。
なお、松本は県立佐野高等学校卒業後、同校の美術教諭だった塚原にデッサンの指導を受け、画家としての姿勢を学んだといいます。10歳違いの2人の画家は、歩む道こそ違いましたが、終生親交を結びました。
栃木県の重要な2人の日本画家の魅力を振り返り、当館にゆかり深い二人の「てつお先生」のご冥福をお祈りします。

主な展示作品

会期中に展示替えを行います。

前期:平成25年12月7日(土曜日)〜平成26年2月11日(火曜日・祝日)
後期:平成26年2月15日(土曜日)〜4月13日(日曜日)

前期 松本哲男を中心に

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松本哲男《松韻》当館蔵(新収蔵品)

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松本哲男《風の景》当館蔵(新収蔵品)

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松本哲男《輝・佐野》佐野市中央公民館蔵

後期 塚原哲夫を中心に

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塚原哲夫《如来立像》当館寄託

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塚原哲夫《幻春》当館寄託

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塚原哲夫《弦楽四重奏》当館蔵(新収蔵品)

前期・後期ごとの作品点数

前期/松本哲男《巌》、《三毳・月光》など約25点
後期/塚原哲夫《聖堂》、《初雪》など約30点
(注意)前期も塚原哲夫の、後期も松本哲男の小品を数点ずつご覧いただけます。

併催 吉澤コレクションの陶芸—板谷波山・島田文雄・田村耕一—

主な展示作品

板谷波山《彩磁蔓草文香炉》、《油滴瓷仏手柑文花瓶》ほか
島田文雄《彩磁トルコ桔梗文陶筥》、《彩磁桔梗文香炉》、《青白磁草花文水差》
田村耕一《鉄釉芍薬文大皿》、《鷺文壺》
(注意)表示のないものは当館蔵

会期中の催し物

終了しました

ギャラリートーク

松本哲男さんの思い出

  • 日時:平成26年1月18日(土曜日) 午後2時〜 60分程度
  • 講師:笹沼恭欣氏(日本画家)
  • 定員:30名(申込先着順、1月13日締切)

塚原哲夫さんの思い出

  • 日時:平成26年4月5日(土曜日) 午後2時〜 60分程度
  • 講師:有坂隆二氏(造形作家)
  • 定員:30名(申込先着順、3月21日締切)

各日ともに、場所:美術館展示室
(注意)当日の観覧券が必要です。ギャラリートークの時間帯は入場制限を行う場合があります。

作品鑑賞会

  • 日程:【後期】2月15日(土曜日)、3月9日(日曜日)各日午後2時〜(30分程度)
  • 場所:美術館展示室(エントランス集合)
  • 自由参加。当日の観覧券が必要です。

当館学芸員が作品解説を行いながら、皆さまと一緒に作品鑑賞を行います。

駆けぬけろ!!午をめぐるスタンプラリー

平成25年12月7日(土曜日)〜平成26年1月26日(日曜日)
美術館・化石館・伝承館・郷土博物館を巡り、スタンプを押して豪華景品をゲットしよう!

内容・展示作品について

予告なく内容・展示作品等が変更となる場合があります。あらかじめご了承下さい。

この記事に関するお問い合わせ先

佐野市吉澤記念美術館

〒327-0501
栃木県佐野市葛生東1-14-30
電話番号:0283-86-2008 ファクス番号:0283-84-3655
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