吉美日誌(2024年~2025年)

更新日:2025年04月24日

「吉澤記念美術館では、こんなことをやっています」とご報告します。

2025年4月の記事

2025年4月23日(水曜日)第17回日本水彩画安足支部小品展がスタート

水彩画会2025

館内にある地域交流センターにて、日本水彩画会安足支部の作品を展示しています。

無料でご観覧いただけますので、「空と水のあいだ」展と合わせてご覧ください。(た)

4月1日(火曜日)「空と水のあいだ」展(前期)開催中です

空水展看板

新年度となりました。当館では収蔵企画展「空と水のあいだ」前期展示を開催しています。

近代から現代にかけて描かれた日本画を中心に「空」と「水」に着目して構成し
空間の広がりや水のさまざまな姿を印象的に表現した作品を紹介する展覧会です。
作品にあらわれる作家たちの感性や技をお楽しみください。(た)

2025年3月の記事

2025年3月1日(土曜日)世界でひとつの作品(お皿)作りワークショップ開催

お皿ワークショップ4

若林鋳造所の若林美延さんを講師にお迎えし、「天明鋳物体験講座 世界でひとつの作品(お皿)作り」ワークショップを開催しました。

お皿ワークショップ3

講師から説明を受けます。

お皿ワークショップ2

錫を流し込んでいきます。

お皿ワークショップ1

きれいに磨きます。

お皿ワークショップ完成2

完成!

お皿ワークショップ完成1

参加者のみなさんも楽しそうに取り組んでいました。溶かした錫を流し込むときには予想外の重さに驚きの声が上がり、お皿が完成した時は何をのせるかなどの話題で盛り上がっていました。

「丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!」に関連したイベントは、今回で全て終了しました。多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。(た)

2025年2月の記事

2025年2月26日(水曜日)ぶんかつブログに紹介されました

先日、当館へお越しになった文化財活用センターの方が、「市制20周年記念特別企画展 丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!」を紹介する記事を書いてくださいました。(記事はこちらから)

東京国立博物館からお借りしている作品・資料を中心に、詳しくご紹介いただいています。展覧会を見る前の予習にも、見た後の復習にもどうぞご覧ください。(た)

2025年2月22日(土曜日)特別講演会「丸山瓦全と佐野」開催

瓦全と佐野1
瓦全と佐野2

2月22日(土曜日)に、栃木県考古学会顧問・竹澤謙氏をお招きし、特別講演会「丸山瓦全と佐野」を開催しました。

丸山瓦全の生涯における功績に加えて、エラスムス立像発見の経緯や、国外流出を食い止めるために奔走した経緯を詳しくお話しいただきました。

前回に引き続き、多くの方にお越しいただき、ありがとうございました。

展覧会もいよいよ終盤です。どうぞお見逃しなく!(た)

2025年2月16日(日曜日)錫のお香立て作りのワークショップ開催

美術館庭の梅

美術館の庭では梅が咲き始めました。このところ寒さや風の厳しい日が続いてきましたが、徐々に春が近づいている様子です。

鋳物お香立てワークショップ2

和銑釜 江田工房の江田委織さんを講師にお迎えし、「天明鋳物体験講座~錫のお香立て作り~」ワークショップを開催しました。

参加した皆さん思い思いの作りたい形を型紙で作り、木の板にその型紙をはさんで、そこに溶かした錫を流し込み、お香立てを作ります。

最後に磨いたり形を整えたりして完成させます。

 参加者のみなさん、とても楽しそうに取り組んでいました。

今後は、3月1日(土曜日)に今回の企画展同時開催プログラム最後のワークショップ、若林美延さん(若林鋳造所)「世界でひとつの作品(お皿)作り」を開催予定です。

詳しくはこちらをご覧ください。(た)

2025年2月8日(土曜日)特別講演会「エラスムス立像の来航と継承について」開催

瓦全展講演会森先生

2月8日(土曜日)に、元玉川大学教授・森良和氏をお招きし、特別講演会「エラスムス像の来航と継承」を開催しました。

遠方からも多くの方にお越しいただき、ありがとうございました。

昨年話題になった映画「SHOGUN」にも言及し、大航海時代を中心に大変興味深くお話し頂きました。(た)

2025年2月1日(土曜日)デコレーションベーゴマ作りのワークショップ開催

栗崎鋳工所の栗崎総一郎さんを講師に迎えたワークショップを開催しました。

今回は「デコレーションベーゴマ作り」を体験する企画です。

デコレーションベーゴマ作り1

お好きな色のベーゴマを一つ選びます。

デコレーションベーゴマ作り2

こんな感じに飾り付けていきます。

ベーゴマは金属製の小さなコマで、台の上で回して競い合う遊びです。戦後から高度経済成長期に最も遊ばれていたもので、懐かしく思い出される方も多いと思います。

今回のワークショップでは、彩色されたベーゴマから好きな色を選び、シールやラインストーンで思い思いにデコレーションをします。そして完成品を実際に回すまでを体験するという流れです。

デコレーションできる範囲は直径2センチメートル前後、そこへミリ単位のラインストーンを一つ一つピンセットで取り、模様を形作っていきます。参加した皆さん熱心に取り組んでいました。

デコレーションベーゴマ作り3

熱心に巻いています。

デコレーションベーゴマ作り4

回った!

完成したベーゴマを実際に回しています。通常のコマと形状が違うため、紐を巻くところからコツがいるようです。平成以降はベーゴマをモデルにしたおもちゃが流行しましたが、それとも違う回し方なので、子どもたちも試しながらあれこれ研究しているようです。

ベーゴマは、金属を溶かして型に流し込んでつくられる鋳物です。とりわけ佐野では「天明鋳物」として様々な製品が作られてきました。美術館では、その天明鋳物を今日につなげるために尽力した丸山瓦全の功績を紹介しています。また、館内併設の地域交流センターでは、現代の天明鋳物師たちの作品を展示しています。この機会に、長く受け継がれる天明鋳物の歴史や技をご覧ください。(た)

2025年1月の記事

2025年1月25日(土曜日)「丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!」展開幕&講談の会開催

本日より、佐野市制20周年記念特別企画展「 丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!」展が始まりました。

栃木県の文化財保護に大きな功績のあった考古学者・丸山瓦全が見出した、栃木県佐野市に関係する文化財を紹介する展覧会です。

重要な文化財の「発見」経緯や、また金属類回収令など文化財が危機に瀕した際に瓦全がとった「作戦」を紹介します。

講談の会1
講談の会2
講談の会3

また、この日は「講談師 旭堂南明の会」が開催されました。会場となった旧吉澤家住宅は、瓦全が少年期を過ごした地です。

佐野の天明鋳物師も参加した方広寺の鐘、その銘が大阪の陣につながるまでのいきさつを、

臨場感とユーモアも織り交ぜながら語っていただきました。

展覧会では、天明鋳物師に関する資料も多数展示しています。

交流センター展示の天明鋳物現代作品ともあわせてご覧ください。(た)

2025年1月21日(火曜日)天明鋳物の現代作品展示

引き続き、地域交流センターで開催される関連展示の準備の様子を紹介します。

この日は天明鋳物の現代作品を展示する作業がおこなわれました。

天明鋳物の伝統を受け継ぎ、新しい表現に挑戦する鋳物師たちによる力作が揃いました。

天明鋳物右側

左から

栗崎鋳工所《鋳銅花瓶》

若林鋳造所《東大寺大喜釜》

天明鋳物左側

左から

鋳金工房 このはずく《朧銀花入「微香」》

(おぼろぎんはないれ「びこう」)

和銑釜 江田工房《和銑結紐文千筋瓢釜 和銑風炉用五徳 唐銅眉風炉》

(わずくむすびもんせんすじひさごがま わずくふろようごとく からかねまゆぶろ)

天明鋳物全体2

天明鋳物は千年に及ぶ長い歴史を持つ産業で、令和5年(2023)年1月には「天明鋳物」が商標登録されました。

今回は瓦全展に合わせて、天明鋳物の様々なイベントを開催します(詳細はこちら)。

佐野の大切な「お宝」の一つである天明鋳物を知る機会として、ぜひご参加ください。(た)

2025年1月14日(火曜日)佐野市文化財課によるパネル展示

前回の記事に引き続き、地域交流センターで開催される関連展示の準備の様子を紹介します。

この日は佐野市文化財課による展示パネルの設置がおこなわれました。

文化財課4

設置するキャプションを配置

文化財課3

たくさんのパネルを一つ一つ確認しながら設置

文化財課1

こちらの展示も「丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!」展と同じく1月25日(土曜日)から3月9日(日曜日)までです。

2月11日午後1時から、文化財課職員による「天明鋳物生産用具及び製品」についての展示解説があります。お時間のある方はどうぞご参加ください。(た)

2025年1月9日(木曜日)エラスムス像研究会によるパネル展示

来る1月25日(土曜日)に初日を迎える「佐野市制20周年記念特別企画展 丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!」展に向けて、地域交流センターの関連展示の準備が始まりました。

この日はエラスムス像研究会による展示パネルの設置がおこなわれました。

 

エラスムス像研究会展示風景

展示の様子

エラスムス像研究会展示風景2

展示スペースを増設中

エラスムス像研究会展示風景3

展示は「丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!」展と同じく1月25日(土曜日)から3月9日(日曜日)まで。会期中の土・日・祝日は、午前10時から午後3時まで解説ボランティアがいます。

2月11日午後3時から、この団体による「エラスムス像について」の展示解説があります。お時間のある方はどうぞご参加ください。(た)

2024年12月の記事

2024年12月15日(日曜日)源氏物語とみやび展が終了しました

20241215源氏みやび展鑑賞会1
20241215源氏みやび展鑑賞会2

●源氏物語とみやび展終了●

特別企画展「源氏物語とみやび」が本日無事閉幕いたしました。お蔭様でご好評とともに、多くの方にご観覧いただきました。コロナ禍で短期に終わった展覧会をあらためて多くの方にご覧いただくことができました。

ご来館の皆さま、ご所有者をはじめとする関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。(す)

(写真は当館学芸員による作品鑑賞会の様子です)

2024年11月の記事

11月16日(土曜日)源氏物語とみやび展出品作家によるスライドトークを開催しました

源氏物語とみやびトークイベント

当日の様子

截金ガラス作家の山本茜先生をお招きし、源氏物語とみやびトークイベント「源氏物語と私―新収蔵作品「若紫」を中心に」を開催しました。

新収蔵作品《若紫》の制作意図や、山本先生の「源氏物語」への思い、そして現在の制作状況についてもお話いただきました。

遠方からのお客様も多く、皆様熱心に聞き入っていました。(た)

11月3日(日曜日)陶芸教室作品の作品ができあがりました

陶芸教室作品完成品

9月14日(土曜日)の「陶芸体験教室~絵付けで楽しむ若冲」の講師・迎泰夫先生より、ご参加いただいた皆様の作品が焼きあがり、当館に納品されました。

色鮮やかなザクロの力作が揃いました。順次参加者の皆様へ個別にご連絡または送付いたします。(た)

11月2日(土曜日)源氏物語とみやび展が始まりました

源氏物語とみやびバナー朝日森

本日より特別企画展「源氏物語とみやび」展が始まりました。
源氏物語と王朝文化のみやびを描いた作品を、吉澤コレクションと朝日森天満宮(佐野市)の宝物を中心に紹介しています。

今展は、コロナ禍で短期終了した「みやび」展のパワーアップバージョンです。源氏物語のあの場面や、歴史上のあの人が登場しています。どうぞおたのしみに!
画像:(中央)福王雪岑《土佐光成筆「舞楽図巻」摸本》(部分)朝日森天満宮所蔵 江戸時代

(右上)無款《竹取物語絵巻》(部分)朝日森天満宮所蔵 江戸時代

(た)

2024年10月の記事

2024年10月10日(木曜日)葛生伝承館フレスコ大壁画その2

葛生伝承館フレスコ大壁画制作の現場20241010

それぞれ制作を進めつつ、次に何を描くかの会話が弾んでいます。

画家の戸倉英雄氏と福島恒久氏による葛生伝承館フレスコ大壁画の公開制作、いよいよ制作期間が今週末の12日(土曜日)に迫ってきました。

 

再び現場をお邪魔すると、前回から2週間弱の期間の経て制作もだいぶ進んでいる様子です。

葛生伝承館フレスコ大壁画制作の現場ディテール

ぜひ現場で確かめてみてください。

この大壁画、見れば見るほど新たな発見を得られます。柱の部分は彫を入れた立体的な表現で技術の高さがうかがえます。見つけると思わずニンマリしてしまうようなユーモアのある描き込みもあり、魅力たっぷりの作品です。

葛生伝承館フレスコ大壁画秘密の原人

右)制作中の戸倉さん

左)小さな枠の中でワイワイしている原人たち

ここで戸倉さんから一つ興味深い情報を教えていただきました。

フレスコ画正面上に描かれた青い人物たち。私は当初青鬼かと思いましたが、生原人なのだそうです。

「なんで原人が青……?」とお思いでしょう。これには驚くべき仕掛けが施されておりました。この青い原人たちを、ネガポジ反転機能の付いたカメラアプリで撮影してみてください。原人たちが本来の姿を現します。

葛生伝承館フレスコ大壁画ザクロさん

プロの手わざを間近で見られる公開制作も今週12日(土曜日)までです。

気候も落ち着いてきましたので、今週末お時間のある方はぜひ見にいらしてください。

その際にはネガポジ反転カメラアプリもご用意ください。文字通りあっと驚きます。(た)

2024年10月5日(土曜日)あなたの「好き」はどんなかたち?

現代陶芸の「すがた」と「はだ」展では、気に入った作品を五角形のグラフ(レーダーチャート)で表す小さなワークシートを作成しました。気に入った作品を5つのポイントから評価すると、自分の「好き」の傾向が分かるかもしれません。

ご覧いただいた来館者の皆様からすてきな「好き」のかたちが集まりました。会場でもたくさん掲示していますが、ここでは公開の御許可をいただいた一部の例をご紹介します。

本展も会期のこりわずか、ぜひあなたの「好き」のかたちを確かめにご来館ください。(す)

あなたの好き(加藤委)
あなたの好き(板谷波山)
あなたの好き(尾形香三夫)
あなたの好き(田中悠)

2024年9月の記事

2024年9月28日(土曜日)作品貸出中《十牛図》と《菜蟲譜》

群馬からみる日本の美ポスター

群馬県高崎市の群馬県立近代美術館(@gunmakinbi)にて、現在開催中の「群馬からみる日本の美 戸方庵井上コレクション5つの扉」展に、

当館から狩野探幽《十牛図》と伊藤若冲《菜蟲譜》の2点を出品しています。

《菜蟲譜》については、10月1日~11月10日までの展示です。

期間をご確認の上、ぜひお出かけください。(た)

展覧会名:群馬からみる日本の美 戸方庵井上コレクション5つの扉

会場:群馬県立近代美術館(高崎市綿貫町992-1)

会期:2024年9月21日(土曜日)~11月10日(日曜日)

《菜蟲譜》展示期間:10月1日(火曜日)~11月10日(日曜日)

 

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《菜蟲譜》は当館でも期間限定で展示します。

特別企画展 源氏物語とみやび
会場:佐野市立吉澤記念美術館
会期:2024年11月2日(土曜日)~12月15日(日曜日)
休館日:毎週月曜日、祝日の翌日、展示替期間
開館時間:午前9時30分~午後5時
観覧料:一般:520円(470円)

《菜蟲譜》展示期間:10月1日(火曜日)~11月10日(日曜日)

 

2024年9月27日(金曜日)葛生伝承館フレスコ大壁画公開制作が進行中です。

葛生伝承館フレスコ大壁画制作の現場20240927

画家の戸倉英雄氏と福島恒久氏による葛生伝承館のフレスコ大壁画の公開制作が、今月23日(月曜日)から始まります。

2006年から、栃木県石灰工業協同組合の協力で、画家の戸倉英雄氏と福島恒久氏が制作を行っているフレスコ壁画(3.1m×23.4m、屋外)です。

予約不要でご自由に見学できます。というわけで新人の私、ご挨拶も兼ねて制作の現場にお邪魔しました。

葛生伝承館フレスコ大壁画かえるさん

大きな画面のそこかしこに、佐野や生を思わせるモチーフが描き込まれています。当館の所蔵作品、伊藤若冲《菜蟲譜》のトカゲやカナヘビ、かえるさんの姿も。

葛生伝承館のホームページでは、2006年の制作開始から現在に至るまでの記録をまとめてご覧いただけます。リンク集からどうぞご覧ください。

葛生伝承館駐車場EV車用充電器

また、当館および葛生伝承館駐車場には、EV車用充電設備が新設されました。EV車をお乗りの方は、どうぞご利用ください。(た)

2024年9月14日(土曜日)出品作家による陶芸体験教室を実施しました。

現代陶芸陶芸教室講師挨拶

9月14日(土曜日)に、毎年恒例の陶芸体験教室を開催しました。

現代陶芸の「すがた」と「はだ」出品作家・迎泰夫先生にご指導いただき、伊藤若冲《菜蟲譜》からザクロのモチーフを描きました。

ご参加くださいました皆様、まことにありがとうございました。

下絵付けをした作品は、先生が施釉・焼成まで仕上げてくださいます。

完成をお楽しみに。(た)

現代陶芸陶芸教室彩色中
現代陶芸陶芸教室完成品

2024年9月10日(火曜日) 伊藤若冲《菜蟲譜》が掲載されました。

菜蟲譜掲載誌

当館所蔵の伊藤若冲《菜蟲譜》が掲載されました。

左:狩野博幸監修『完全保存版 若冲』宝島社、2024年

右:『サライ』2024年10月号

当館図書コーナーでも閲覧可能です。

《菜蟲譜》は、10月1日(火曜日)~11月10日(日曜日)の期間、群馬県立近代美術館の「群馬からみる日本の美」展で展示されます(詳細はこちら)。

12月3日(火曜日)~15日(日曜日)の期間は、当館の「源氏物語とみやび」展で展示されます(詳細はこちら)。(た)

2024年9月6日(金曜日) ミュージアムキャラクターアワード2024投票期間終了

かえるさん結果

9月6日(金曜日)をもちまして、ミュージアムキャラクターアワード2024の投票受付が終了しました。

今年から初参加のかえるさん、おかげさまで251票を獲得できました。

投票くださった皆様、またあたたかいコメントをくださった皆様、まことにありがとうございました。

これからもかえるさんをよろしくお願いします。(た)

2024年8月の記事

2024年8月21日(水曜日)~23日(金曜日)博物館実習を実施しました。

学芸員課程を履修している学生さんが8月の3日間と9月の2日間、計5日間の博物館実習に参加しています。

当館所蔵作品の取り扱いを学び、作品調査や撮影に挑戦。化石館や伝承館にもうかがって、展示室やバックヤードを見学しました。

前半の3日間を終えた学生さんのコメントをご紹介します。

吉美日誌202408実習

テグス掛け作業の練習中

8月21日より、佐野市立吉澤記念美術館さんの元で、博物館実習をさせていただきました。

3日間にわたり、館の設備や作業内容を学びながら、展示室からバックヤードまで、美術館運営の裏側に触れる貴重な機会をいただいています。

実際に資料に触れて作業することは緊張感があり、想像以上に難しいことや大変なことも多いですが、その中に新たな発見がたくさんありました。

学芸員の方から、授業で学んだことより遥かに多くの「現場」のおはなしを見聞きすることができ、非常に貴重な体験となりました。

残り2日間もよろしくお願いします。

まずは前半お疲れ様です。3日間、とても意欲的に取り組んでいました。来月後半には、展示替えについても現場を見ながら学んでもらう予定です。こちらこそよろしくお願いします。(た)

2024年7月の記事

2024年7月20日(土曜日)ボランティア養成講座・学習会・作品鑑賞会を開催しました

吉澤記念美術館のボランティア活動に興味がある方を対象に養成講座を開催しました。
すでに活動されている方向けの学習会と作品鑑賞会も併せて開催をしましたので、
活動の雰囲気を知ってもらえたのではと思います。(や)

現代陶芸 ボランティア養成講座
現代陶芸 ボランティア養成講座2

2024年6月の記事

2024年6月15日(土曜日)のんびり南画さんぽ後期開催中です

5月25日(土曜日)から開催している「のんびり南画さんぽ」の後期展示では、新たなアバターが仲間入りしました。

前期と比べてぐっとにぎやかさを増したアバターたちから、ぜひお気に入りを選んでみてください。(た)

のんびり南画新アバター

新たに登場したアバター

のんびり南画アバター台

展示室に入ってすぐ右側の台で皆様をお待ちしております。

今回ご紹介した南画のアバター(分身)は、展示室内にてお一人様一枚ずつ配布しております。

2024年5月の記事

2024年5月1日(水曜日)アバターさんぽの舞台裏

はじめまして。4月1日付で当館に着任いたしました。なんやかんやで4月に更新できずにいましたが、ようやく吉美日誌の仲間入りをさせていただきます。

4月は主に、館公式インスタグラムの更新に取り組んでおりました。3月から開催している当館企画展「のんびり南画さんぽ」の関連企画として、「のんびりお庭さんぽ」や「アバター出張日誌」と題した記事を投稿しています。ゆるいアバターさんたちを通して、展覧会にも気軽に足を運んでいただけるよう、日々ネタ探しをしています。

これを着想した源となったのは、2017年に東京都美術館で開催された「バベルの塔」展の公式Twitter(当時)でした。作品から飛び出した公式マスコットキャラクター「タラ夫」をご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。彼ほど精力的に動き回ることはまだまだできませんが、当館企画展にあわせて誕生したアバターさんたちとともに、のんびりした雰囲気をお伝えしたいと思ったわけです。

投稿第1号としてお届けしたレンギョウの開花リポート、あれを一つ完成させるまでにもなかなか苦戦しました。この日のアバターは小杉放菴「瀧十題」のうち「筧」に登場するおじいさん。曇り空の中、合わないピントをどうにかあわせて撮影してみたところ……

吉美日誌20240501

指が写ってしまっては台無しです。

吉美日誌20240501その2

レンギョウにおびえているように見えるおじいさん。

吉美日誌20240501その3

手に持っていてはなかなか安定しないので、枝の分かれ目にそっとおすわりしてもらいました。ようやく腰をおろした感が出たようです。

吉美日誌20240501その4

伝承館付近へ出張した際は、ちょっとでも安定してくれたらと後ろに支えをつけてみました。が、この通り。牛の足元から見えてしまっています。写真とは難しいものですね。

SNSの運用一つをとっても、個人的な投稿ではついぞ気にしたこともなかった構図や明るさ、全体的な印象にも目を向ける習慣がつき、学ぶことが多かったです。まだまだほんの駆け出しですが、いずれこの場で作品解説ができるように精進してまいります。皆さま何とぞよろしくお願いします。(た)

2024年3月の記事

2024年3月27日(水曜日)3Dデータ撮影(とちぎデジタルミュージアム)

3D撮影

先日、「とちぎデジタルミュージアム”SHUGYOKU”」事業の一環として、香取秀真《鋳銅梅竹文透釣燈籠写》(丸山瓦全依嘱、大正13年(1924))の3D撮影を実施しました。どんなデータが出来上がるのか、楽しみです!(す)

2024年3月11日(月曜日)「石川寒巌展」のふりかえり

石川寒巌《子牛》栃木県立美術館(展示風景)

 石川寒巌《子牛》

栃木県立美術館所蔵
 昭和6年(1931)

第10回日本南画院展出品

石川寒巌《子牛》栃木県立美術館所蔵(部分)

石川寒巌《子牛》(部分)

栃木県立美術館

 「石川寒巌展」が先日無事閉幕しました。ご来館の皆様には熱心に見ていただけたようです。名残惜しいところですが、印象深い作品についてふりかえっておきたいと思います。
《子牛》は、栃木県立美術館の日本画作品の中でも人気の高い作品です。しかし「墨を駆使した枯淡な作風」のイメージの強い石川寒巌の中では少し特異な作例でもあります。
 昭和6年(1931)、第10回日本南画院展に出品され、当時「まるで別人」と戸惑われながらも展覧会評での言及は多く、注目の的ではあったようです。当時の作品評2件を見てみましょう。
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 石川寒巌氏の小品十六点即ち『賞心十六事』、独特の趣がある。中でも名香、涼雨など特殊の味を漂して居るが、別に六曲半双の金屏に『子牛』を描いたのは氏として珍らしい作で、南画を放れて、竹の線や色や子牛の描き方など、まるで別人の如く思はれる。
 高澤初風「南画院の作品」『藝術』9(17),大日本藝術協會,1931-09
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1560367
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 『小牛』(原文ママ)は金屏六曲半双へ竹林中の黒牛を描いたもので、写実を基礎になお装飾的効果の表出をも企図したものであるが、氏の心境を画筆に託すには、斯る方途は決してその当を得たものではない。謂はゞ精力のアビューズともいふべく、労多くして効無きものである。不断に研鑽をつづけ、よりよき何ものかを求めんとする態度は窺うに難くはないが、本画は自分としては与し能はざるところである。これに引き換へ『賞心十六事』は、人物、花卉、鳥禽の類ひを取り扱ったもので、宜しきを得た取材は、運熟し来った淡雅な筆技と相俟ち、ふさはしい斯画的境地を打開せるものと云って宜しからう。うち、自分は『花塢樽前微笑』と在る唐人物や『飛来佳禽自語』と在る小禽の如きをいゝものに思った。
 竹内梅松「南画展第十回を観る」『白日』第5年(10),白日荘,1931-10
 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1520914
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 このように、金や緑の竹の鮮やかさに目を奪われ、寒巌の枯淡な作風を楽しみにしていた人たちには不評だったようですが、実際に作品を見てみると、寒巌の技術的関心はやはり「黒/墨」にあったように思われます。ツヤツヤの毛、渦巻くつむじ、キラキラの瞳、モケモケの角や蹄、つやつや黒光りするおしりなど、さまざまな質感の「黒」の表現に工夫を凝らしています。そのように見てみれば、線描や擦筆など、墨の表現を追求した寒巌の成果が、この子牛の愛らしさに結実しているといえましょう。
 さて、子牛の「後方を振り返る黒い牛」のポーズは、鎌倉時代の名画《駿牛図》(東京国立博物館)を想起させます。本作品と前後する時期に、寒巌は真っ黒な《馬図》も描いており、黒い牛馬の描写への関心を持っていたことがわかります。さらに「馬の絵」から連想をめぐらすと、中国の名画・李公麟《五馬図巻》(東京国立博物館)が約80年ぶりに見つかり、話題を呼んだことも記憶に新しいところです。その《五馬図巻》は、所在不明になる前、昭和3年(1928)の「唐宋元明名画展覧会」で日本初公開され、高い関心を集めています。その翌年、寒巌の師・小室翠雲が《八駿図》を発表しています。《五馬図巻》に黒い馬は描かれませんが、線描に意欲的に取り組んでいた寒巌が、《五馬図巻》の線描のすばらしさに接しなかったとは考えにくいでしょう。《五馬図巻》や師の《八駿図》に触発された寒巌は、牛馬の探求に向かったのでしょうか…。いずれにしても、現在の私たちも見ることのできる日本や中国の名品を、寒巌がどんな風に眺めていたのかと想像するのは楽しいことです。
 当館での展示は終了してしまいましたが、栃木県立美術館のコレクション展示などで《子牛》を観られる機会も少なくありません。その際にはぜひ、子牛の愛らしい瞳やつむじに目をこらしていただきたいと思います。(す)
参考リンク:
 石川寒巌《子牛》(栃木県立美術館)
https://www.art.pref.tochigi.lg.jp/collection/title/0010.html
 《駿牛図》(東京国立博物館)
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=A30
 李公麟《五馬図巻》(東京国立博物館)
https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2022/10/14/MasterpiecesOfChineseArt2022-2/
石川寒巌《馬図》栃木県立美術館所蔵
石川寒巌《馬図》
栃木県立美術館所蔵
石川寒巌《馬図》栃木県立美術館(部分)
 石川寒巌《馬図》(部分)
栃木県立美術館所蔵

2024年3月6日(水曜日)作品貸出中「山本茜」

富士美術館ポスター

東京都八王子市の東京富士美術館にて開催中の「源氏物語THE TALE OF GENJI」展に当館から山本茜《源氏物語シリーズ 第一帖「桐壺」》など3点を出品しています。ぜひお出かけください。(ま)

展覧会名:「源氏物語THE TALE OF GENJI」

会場:東京富士美術館

会期:2024年2月24日(土曜日)~3月24日(日曜日)

*会期中の展示替など、詳しくは同館公式サイトなどでご確認ください。

2024年3月5日(火曜日)作品掲載情報(菜蟲譜・小堀鞆音)

当館所蔵作品が掲載されました!図書コーナーで閲覧可能です。ぜひご覧ください。(ま)

あじ

神永暁監修『あじ』講談社、2024年=伊藤若冲《菜蟲譜》

大和文華

『大和文華』第144号、大和文華館、2023年(宮崎もも「江戸時代後期の住吉家の動向ー五代当主広行を中心にー」の挿図として)=小堀鞆音《高殿》

2024年3月3日(日曜日)みどころトーク「南画の流れの中でみる寒巌」を実施しました

20240303みどころトーク風景

当館学芸員による「石川寒巌展」のみどころトークを開催しました。寒巌が参考にしたであろう作品や得意とする技法、同時代の画家、日記からみるパトロンの存在まで多岐にわたり講演しました。(ま)

2024年2月の記事

2024年2月16日(金曜日)佐野市立美術館運営協議会を開催しました

令和5年度運営協議会

2月16日(金曜日)に佐野市立美術館運営協議会を開催しました。委員の皆様からのご意見をもとに、今後の美術館運営に活かしてまいります。(や)

2024年2月9日(金曜日)作品掲載情報(山本茜)

山本茜《源氏物語シリーズ第三十三帖「藤裏葉」(光の道)》が『婦人画報』2024年3月号に掲載されました。同作品を含む山本作品3点が東京富士美術館「源氏物語」展(2024年2月24日~3月24日)で展示されます。(ま)

婦人画報

2024年1月の記事

2024年1月27日(土曜日)栃木県立美術館学芸員によるギャラリートークを開催しました

ギャラリートークの様子
ギャラリートークの様子2
ギャラリートークの様子3

石川寒巌作品をお借りした栃木県立美術館の学芸員、志田康宏氏によるギャラリートークを開催しました。寒巌の生い立ちから、題材、画風の変化、技法に至るまで詳しく解説して頂きました。(ま)
 

2024年1月26日(金曜日)「石川寒巌」展のみどころ(1)白描と擦筆

寒巌白描

「近くで見る寒巌」コーナー
 

石川寒巌展では、「近くで見る寒巌」コーナーを設けています。
今回はこちらを中心に見どころをご紹介します。
【小泉檀山(斐)をモノクロ変換?】
中央の《西王母》は、「唐美人と見上げる童子」という構成です。この組み合わせは黒羽藩に仕えた江戸時代の絵師・小泉檀山(斐)がよく描いています。寒巌は黒羽出身でしたので、檀山作品を参照したかもしれません。ただし、檀山の唐美人図は基本的に着色画ですが、寒巌の本作では、細い線描・擦筆(さっぴつ、筆を擦りつけるような塗り)、そしてさりげなく金泥(金の絵具)が用いられています。この「モノクロ変換」の背景には、大正から昭和初期頃の画壇全体の「白描」への注目、また寒巌自身の「擦筆」への関心があるようです。
 

寒巌白描2

石川寒巌《西王母》(部分)
昭和7年(1932)、栃木県立美術館所蔵
 

寒巌白描3

石川寒巌《寒山習得》(部分)
昭和8年(1933)、栃木県立美術館所蔵
 

【白描】
まず細い墨線ですが、細い線描を主とする絵は「白描画」と呼ばれます。大正・昭和初期は、大和絵の吉川霊華など、分野を越えて白描画が注目され、寒巌の師、翠雲にも《濯足萬里流図》(大正9年/1920、永平寺蔵。本展での展示なし)など、白描が主要部分を占める重要な作品が知られています。
寒巌も昭和4年(1929)頃までの、表情豊かな筆で画面の隅々まで描き込む玉堂・大雅調の作風から一転して、昭和5年以降は白描を主とし余白を多く取る画面構成が目立ちます。特に本作のようなモノクロームの作品は議論を呼んだようで、下記のような論評が状況を端的に示しています。
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「人に依っては素純のようで拵え過ぎている、第一あの擦筆がきざだと云うが、私は本画こそ氏の本領の一画を発揮したものとして推称せざるを得ません。宋代あたりの白描や近くは竹田あたりの南画ばかりではない、古大和絵までも咀嚼含味しなおそこに近代人的感覚の下、斯画的効果を出そうとしたら、おのづからああいかざるを得ないでしょう」(注1)
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評者が言及する「宋代あたりの白描」については、昭和3年に開催された「唐宋元明名画展覧会」で李公麟の《五馬図》(北宋時代)が公開され(注2)、「竹田」すなわち田能村竹田については親しく交わった評論家・外狩素心庵が少し後に『竹田明蹟大図誌』(便利堂発行、昭和10年/1935)を編集しています(注3)。そして意外な「古大和絵」ですが、寒巌は《後徳大寺左大臣》(本展前期展示)といった大和絵風の試みも遺しており、「近くで見る寒巌」コーナーでご覧いただくことができます。
【擦筆】
いっぽう「第一あの擦筆がきざだ」と悪口も言われる擦筆ですが、逆にそれだけ注目されていたことがうかがえます。評者も「~せざるを得ません」と保留をつけながら、内心高く評価しているようにも見えます。実は寒巌は擦筆には比較的早くから関心を持っているようです。翠雲入門当初に近い《漁舟(白鷺図)》(本展前期展示)の揉み紙を活かした擦筆、《踏断流水》(本展前期展示)の玉堂風の淡い擦筆など、さまざまな紙質、手法で試みています。この時期のものは古代中国の画像石や瓦の拓本を思わせる硬さと古雅な雰囲気を帯びています。《西王母》と左隣の《寒山拾得》は、同時期のものですが、紙の風合いが異なり、擦筆も異なる効果が得られています。
以上のように、このコーナーで《後徳大寺左大臣》のすらりと流れるような大和絵風の線と、もっと細い《西王母》の線と擦筆、粗い繊維の紙の《寒山拾得》の髪や岩の擦筆と着色などを見比べて、晩年(40歳代前半)の寒巌が何を目指していたのか、思いを馳せていただければ幸いです。(す)
(注1)竹内梅松「南展評を聴く」『白日』6-5(昭和7年/1932)。寒巌が昭和7年の日本南画院展で発表した『碧厳画冊』に対する評。現代仮名遣いに直した。(https://dl.ndl.go.jp/pid/1520920)
(注2)《五馬図》公開の翌年、寒巌の師・小室翠雲は《八駿図》を発表しています。梅澤和軒「支那歴代の画馬と画馬の詩」『美之国』5-10(昭和4年/1929)
(注3)同書は当館収蔵企画展「そっとひらいてみれば」で展示。昭和17年(1942)時点に寒巌作品を11点所蔵していた吉澤晃南の蔵書。
2024年3月12日1字修正

1月22日(火曜日)石川寒巌展が開幕しました

寒巌館内
寒巌館内2
寒巌館内3

石川寒巌展が開幕しました。
洋画、浦上玉堂、白描と擦筆…さまざまな要素を取り入れて独自の画風を展開した石川寒巌は日本南画院の有力作家として期待を集めていましたが、惜しくも46歳で亡くなりました。
本展では、栃木県立美術館のコレクションにより寒巌のさまざまな取り組みを概観しつつ、作品を間近に見て描写の魅力を味わっていただくコーナーや、日記資料で寒巌が何を観て、誰と交流したかを考える資料コーナーを設けています。
併催として、第2室では当館の吉澤コレクションから江戸時代から寒巌と同時代のものまで小型の「南画」作品をご覧いただいています。現存するのは色紙1点のみですが、寒巌の頃の収集者である吉澤晃南も昭和17年時点で寒巌作品を11点所蔵しており、深い関心を寄せていました。また、陶芸家の板谷波山が明治末頃に黒羽に通い「かなめ焼」の生産に関して指導を行ったエピソードもご紹介しています。
当館ならではの内容と構成になっています。「寒巌は見慣れている」という方も、ぜひ当館でご覧ください。(す)

この記事に関するお問い合わせ先

佐野市吉澤記念美術館

〒327-0501
栃木県佐野市葛生東1-14-30
電話番号:0283-86-2008 ファクス番号:0283-84-3655
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