免鳥城跡(めんどりじょうせき)

免鳥城跡の本丸跡の確認調査時に発見された井戸跡と思われる石が土の中から出てきた写真

免鳥城跡は唐沢山城跡から南西に10キロメートルの足利市との境に近い、免鳥町にある平城跡です。城域の範囲は東西210メートル、南北280メートルほどであったとされています。この城は、大永5(1525)年佐野小太郎盛綱のときに免鳥山城守義昌によって築かれたと伝わっています。戦国時代には、佐野氏と敵対関係であった足利長尾氏との攻防の拠点としての役割を担ってきた佐野氏の支城です。その後、佐野家の改易とともに廃城となりましたが、唐沢山城と関係の深い城跡です。

現在は、埋もれてしまい確認が困難な状況ですが、かつての本丸跡には古井戸があったとされ、平成17年に実施した店舗併用住宅建設による確認調査では井戸跡が実際に確認されました。内堀としての水掘は、現在も水路として残っており、この城があったという名残が今もなお見受けられます。

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更新日:2019年12月02日