市長の記者会見【令和5年7月3日の案件】

(1)令和4年度のふるさと納税の実績について

令和4年度のふるさと納税による本市への寄附実績について、寄附件数は10万9,085件、寄附金額は12億5,892万3,608円となりました。

令和3年度の寄附実績は、寄附件数が70,522件、寄附金額が7億7,696万6,991円でしたので、前年度と比較しますと、寄附件数では3万8,563件の増、寄附金額では4億8,195万6,617円の増となり、約1.6倍となる過去最高の実績を記録しました。

大きく増加した主な要因ですが、令和3年の8月から提供を始めた日用品のボックスティッシュが引き続き好評で、令和4年度は年度を通じて提供することができたため、このような寄附実績を上げることができました。

また、このボックスティッシュが、ふるさと納税ポータルサイトのランキングで上位に掲載されたことにより、他の返礼品の注目度が高まり全体的に底上げが図られたものと分析しています。

今後も返礼品の充実に努め、更なる寄附金額増加を図ると共に本市の事業所、また商品やサービスなどの魅力を全国に発信することで佐野市の魅力を全国にPRしいきます。

(2)佐野駅前交流プラザ熱中症対策温度計の設置について

近年、気候変動の影響により気温上昇や豪雨等の気象災害が続いており、昨年7月1日には本市で観測史上最高気温となる39.9℃を記録し、今年はすでに5月に34.9℃を記録するなど、今後もさらに気温が高くなることが予想されます。

これから本格的な夏を迎え本市においては、国内の最高気温を記録する日も多くなることから、市民はもちろん、佐野市への来訪者に対する熱中症の注意喚起として、今月末までに本市の玄関口である佐野駅前交流プラザぱるぽーとの敷地内に「屋外気温表示板」を設置します。

なお、この屋外気温表示板の設置に対しては、株式会社栃木こすもす様より、「暑いまち」として知られる本市の熱中症への注意喚起策として共感をいただき、設置費用の一部を寄附したいとの申し出があり、その寄附金も活用して設置するものです。

本市としては、この夏の暑さ対策の第1段として「涼み処」を市内32カ所に設置するとともに防災無線による「熱中症警戒アラート」の対応をしています。

また、4月から実証実験として実施している「佐野ラーメン店の混雑状況可視化による来訪者の市内周遊促進プロジェクト」についても、炎天下の順番待ちによる熱中症の防止にもなると考えています。

このように今後も暑さ対策に対し、積極的な取り組みをおこなっていきます。

(3)子どもの郷土愛醸成事業について

本事業は、市内の小学5年生が取材をして集めた情報をもとに佐野市のデジタルガイドを作成し、子ども向けの社会体験アプリ「ごっこランド」に配信する事業で、県内では初の取り組みとなります。

デジタルガイドの制作や視聴をとおして、市内の子どもたちに佐野市や地域の魅力を再認識していただき、郷土愛を醸成することをねらいとしています。併せて、アプリを利用している全国500万世帯を超えるファミリー層が子ども目線の佐野市の情報を知り、家族で外出する際の目的地の1つとして捉え、佐野市にお越しいただく家族連れが増えることや、佐野市の全国的な知名度を高めるといった効果も期待しています。

このデジタルガイドの作成に向けて、夏休み中に子どもたちを対象にしたワークショップを2回開催します。

1回目のワークショップでは、事業のねらいや取材方法等を説明し、子どもたちが「記者」として取材に出かけられるように指導します。次のワークショップまでの間に、子どもたちはテーマに沿って取材活動を行います。

2回目のワークショップでは、子どもたちが取材した情報を共有し、掲載する内容等を話し合う「編集会議」を行い、デジタルガイドの大枠を決定します。

ワークショップ終了後、子どもたちのまとめた記事を編集し、デジタルガイドを制作し、社会体験アプリ「ごっこランド」に配信します。11月から視聴可能となる予定です。

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更新日:2023年07月03日