平成24年度の調査事業と地域活動
平成24年度の唐沢山城跡国指定史跡化調査事業の主な内容をご紹介します。
本年度の測量調査では未測量区域などの地形測量や縄張調査を実施しました。遺構確認調査や史・資料調査では、調査成果をまとめる整理作業を行っています。
この3月中には調査状況をまとめた報告書が刊行されます。報告書は本編と史料編から成り、500頁を大きく超える見込みです。4月からのこのコーナーで、報告書の主な内容を少しずつご紹介していく予定です。
ところで、調査事業と直接関係するものでありませんが、本城周辺での地域活動をご紹介します。去る12月2日(日曜日)、第二回唐沢山城跡むかで(ゴミ)退治が実施されました。これは地域の環境美化活動を主な目的としたものですが、本城と近接する6町会(栃本上・下、田之入・奈良渕、富士上・下)が3地区に分かれ、約300人もの方が集まり、清掃活動を行いました。
こうした活動が、国指定史跡化に向けた後押しにもなっています。多くの皆様のご理解とご支援をいただきながら、25年度中の国指定史跡化の実現に向け、事業を進めています。
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更新日:2019年12月02日