市長の記者会見【令和7年5月2日の案件】
令和7年5月定例記者会見次第 (PDFファイル: 41.8KB)
(1)佐野市英語検定受験チャレンジ補助金について
本市では、令和4年度に「資格試験等受験料助成事業」を開始いたしました。これにより、全ての国家資格や、一部の民間検定などの受験料の全額を補助いたしまして、学生・生徒の能力の向上、就業機会の拡大を図ってまいりました。
このたび、この事業を拡充いたしまして、児童・生徒の英語の能力、技能、学習意欲の向上を図るため、英語検定費用の助成を行うことといたします。対象とします英語検定は、「実用英語技能検定」で、対象とする級は、小学生が5級以上、中学生が3級以上、高校生が2級以上としまして、検定料の全額を助成します。合格、不合格に関わらず助成をいたしますので、積極的にチャレンジして、ご活用いただきたいと思います。
なお、申請される方の利便性を考慮しまして、従来のような申請書のほか、担当部署とデジタル推進を担当する部署とで連携しまして、オンラインによる申請を受付ける予定でおります。
英語検定の検定料を助成します(佐野市英語検定受験チャレンジ補助金)
(2)消防団業務支援アプリの導入について
消防団業務支援アプリの導入につきまして、導入の目的でございますが、災害時における消防団の迅速な初動対応と、情報収集及び伝達手段の確保、並びに消防団活動のデジタル化を推進することで、団員の負担軽減と情報共有を目的としております。なお、県内消防団での業務支援アプリの導入は、初の試みとなります。運用開始につきましては、令和7年4月1日となっております。
次に、アプリ導入の背景でございます。人口減少や少子高齢化のほか、就業構造の変化をはじめとする社会環境の変化等により、全国的に団員数が減少しております。そのような中、消防団が迅速・的確、かつ効率的・効果的な災害対応を行うためには、消防団活動の全般におけるデジタル化の推進が極めて重要となります。
本市でも甚大な被害をもたらした令和元年東日本台風では、生活道路が冠水、崩落、土砂崩れなどにより寸断され、地域ごとの防災活動を余儀なくされるケースが多発しておりますが、その対応の中心を担ったのが消防団となります。
その時の教訓として、消防団活動における大規模災害時の正確な情報収集と組織的な対応の重要性を再認識したことも、アプリ導入を決断した理由の一つとなっております。
今後は消防団の訓練や図上訓練で、業務支援アプリを積極的に活用するなど、操作方法や活用方法の習熟を図り、災害対応力の向上と消防団の活性化を推進してまいりたいと考えております。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
総合政策部広報ブランド推進課広報・地域連携係
〒327-8501
栃木県佐野市高砂町1
電話番号:0283-20-3037 ファクス番号:0283-21-5120
お問い合わせフォームはこちら
更新日:2025年05月02日