ヒーローズ&ヒロインズ(2023年7月15日~9月24日)
収蔵企画展「ヒーローズ&ヒロインズ」
ヒーローズ&ヒロインズチラシ (PDFファイル: 3.0MB)
予告なく会期等が変更となる場合があります。
開館状況等につきましてはご来館前にご確認ください。
展覧会情報
収蔵企画展「ヒーローズ&ヒロインズ」
- 会場:佐野市立吉澤記念美術館
- 会期:
【前期】2023年7月15日(土曜日)~8月20日(日曜日)
【後期】2023年8月26日(土曜日)~9月24日(日曜日) - 休館日:毎週月曜日(7月17日は開館)、祝日の翌日(7月18日、9月19日)、展示替期間(8月21日~25日)
- 開館時間:午前9時30分~午後5時
- 観覧料:一般:520円(470円)
- ( )内は20名以上の団体料金
- 障害者手帳等をお持ちの方とその介添者1名・大学生以下無料(要障害者手帳等・学生証の提示)
- 団体以外は来館予約不要。混雑状況によっては入場制限を行う場合がございます
- 現金のみ
展覧会の概要
物語や歴史の主人公たちの魅力はどのように表現されてきたのか?」という点に注目する、日本画と工芸の展覧会です。定番的な主人公像にとどまらない、多様な人物表現を紹介します。
佐野出身で、近代日本の「歴史画」の第一人者となった小堀鞆音と門人たち、同時代の画家たち、現代の截金ガラス作家・山本茜作品を中心に構成します。
物語や歴史において、どんな人が「主人公」たりえるでしょうか?武装した女性、みやびな男性、賢い少年、育児する老人など、さまざまなパターンを見るだけでも、人間の多様性を知ることができます。
どんな場面が物語や歴史から切り出されるでしょうか?勝利の瞬間、敗北の覚悟を決める頃、物語を語る人…。そしてそれはどのように表現されるでしょうか?また、その狙いは?
現代の私たちはテレビドラマや映画などで、物語や歴史の主人公たちをイメージし、他の人々と共有していますが、明治期にその役割を期待されたのが、「歴史画」でした。佐野市出身の日本画家・小堀鞆音(こぼりともと、1864~1931)は、歴史や物語を臨場感ゆたかに・正確に描いて「歴史画」の第一人者として活躍しました。
この展覧会では、小堀鞆音や、その門人たちなど近代日本画家による作品で構成し、さまざまな「主人公」描写をお楽しみいただきます。一方で、工芸作品による「物語」表現を対置し、絵画とは全く異なるアプローチを紹介します。
物語や歴史に親しむ機会も多い夏から秋、美術館でも「主人公」について考えてみませんか?
主な展示作品
会場風景やみどころを「吉美日誌」で順次ご紹介しています。あわせてご覧ください。
20230825修正版_ヒーローズ&ヒロインズ_作品リスト (PDFファイル: 287.6KB)
作品画像
スーパー育ジイの活躍
小堀鞆音
《神功皇后・武内宿彌像》(部分)
当館寄託
初公開
神功皇后が人気画題だった理由
小堀鞆音
《神功皇后・武内宿彌像》(部分)
当館寄託
初公開
矢が刺さっても酒はうまい
小堀鞆音
《金子家忠先登図 》(部分)
当館寄託〔前期展示〕
日本の歴史画が欲しいね。
小堀鞆音
《内侍好賢図》(部分)
当館寄託
初公開
何を押している?
町田曲江
《天岩戸 》(部分)
当館所蔵
初公開〔後期展示〕
舞台はやっぱりココがいいね!
小堀鞆音
《羽衣故事図》(部分)
当館寄託
〔後期展示〕
世になく清らなる玉のをのこ御子さへ生まれ給ひぬ
山本茜
《源氏物語シリーズ 第一帖「桐壺」》
当館寄託(吉澤コレクション)
理想のヒロインは幸せだったのか?
山本茜
《源氏物語シリーズ第四十帖「御法」》
当館寄託(吉澤コレクション)
王朝の美を伝える技・截金(きりかね)
山本茜
《鳳笙の調べ》
当館寄託(吉澤コレクション)
源氏物語「留守絵」クイズ!
芝川又右衛門
《源氏蛤蒔絵文台》
当館寄託(吉澤コレクション)
下記「みやび展」(2021年当館開催)のページ内に、「みやび展web展示」として、山本茜による自作解説が掲載されています(pdf)。あわせてご覧ください。
おもな作品名
展示期間につきましては、上掲のPDFリストにてご確認ください。
【絵画】前期・後期で入替を行います。★=初公開
小堀鞆音《高殿》、小堀鞆音《神功皇后・武内宿彌図》(当館寄託)★、小堀鞆音《金子家忠先登図》(当館寄託)前期展示、小堀鞆音《蓬莱(浦島)》(当館寄託)★、小堀鞆音《内侍好賢図》(当館寄託)★、小堀鞆音《楠公父子桜井駅訣別図》(当館寄託)後期展示、小堀鞆音《羽衣故事図》(当館寄託)後期展示、小堀鞆音《清正望冨嶽図》(当館寄託)後期展示★
磯田長秋《金鵄霊瑞》、小山栄達《八嶋の誉れ》後期展示、安田靫彦《菅公幼時》、村岡応東《奥の旅の一と夜》前期展示、福岡青嵐《紫式部》、岡田華郷《静御前》、町田曲江《天岩戸》後期展示★
【工芸】
山本茜《源氏物語シリーズ 第一帖「桐壺」》、《源氏物語シリーズ 第三十三帖「藤裏葉」(光の道)》《源氏物語シリーズ 第四十帖「御法」》、《二人静》、《鳳笙の調べ》(山本作品はいずれも当館寄託・吉澤コレクション。前後期とも展示)
芝川又右衛門《源氏蛤蒔絵硯箱》(当館寄託・吉澤コレクション)前期展示、芝川又右衛門《源氏蛤蒔絵文台》(当館寄託・吉澤コレクション)後期展示
板谷波山《観音聖像》、板谷波山《彩磁舞伎図小花瓶(試作)》(当館寄託・吉澤コレクション)ほか
- 特に記載のないものは当館蔵。★は当館初公開作品
- 絵画は前後期で大幅な展示替えを行います。
- 予告なく内容・展示作品が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください
会期中の催し物
美術館でおはなし会~あなたの推しを探そう!~
日時:8月12日(土曜日)10時30分~11時30分
定員:10組(申込先着順)
対象:小学生・義務教育学校1~6年生と保護者
申込:7月12日(水曜日)9時~葛生図書館へ直接、または電話(0283‐86‐3416)にて受付
くわしくはこちらでご確認ください
陶芸体験教室―「下絵付」で伊藤若冲のカエルを皿に描こう―
講師:迎泰夫氏(陶芸家)
日時:2023年9月2日(土曜日)午後1時~4時
定員:15名(低学年は保護者同伴)
費用:3,000円
申込:申込先着順、7月1日申込受付開始
くわしくはこちらでご確認ください
作品鑑賞会~当館学芸員とご一緒に~
当館学芸員が作品解説を行いながら、皆様と一緒に作品鑑賞を行います。
日程:7月15日(土曜日)、8月26日(土曜日)、9月9日(土曜日)
時間:各日午後2時~(40分程度)
場所:美術館展示室(エントランス集合)
・当日先着順(15名)、要当日観覧券。
主人公になりきってチャット(おしゃべり)しよう!
展示作品の登場人物たちがチャットアプリを使ったらどんな会話になる?展覧会場で投稿していただき(投稿方法:紙と鉛筆)、その一部を美術館内・美術館ホームページで公開します。
ごいっしょに
佐野市の文化施設等
- この記事に関するお問い合わせ先
-
佐野市吉澤記念美術館
〒327-0501
栃木県佐野市葛生東1-14-30
電話番号:0283-86-2008 ファクス番号:0283-84-3655
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更新日:2024年03月21日